【現役探偵が教える!】探偵が行う追跡調査とは?


まず、追跡調査とは何でしょうか。
インターネットで調べてみると「事物の経過の様子を継続的に調査すること。」(Weblio辞書参照)とあります。
しかし、皆さんが考える追跡調査は少し違ったものではないでしょうか。
調査する対象者を追跡するもの、つまり尾行調査のようなイメージを抱くかと思います。
では尾行調査と追跡調査は何が違うのでしょうか。
言語として考えると「尾行」は相手を視界に入れつつ、気付かれないように後をつけることとなるでしょう。「追跡」は必ずしもそうではありません。視界に入っていなくても追跡を行うことはできます。また、気付かれているか気付かれていないかは問われません。
しかし、恐らく大半の探偵業者がこれほど明確に区別して調査は行っていないものと思われます。探偵業界においては、それほど差はないものと考えて良いでしょう。

1.自分で追跡調査ができない理由

自分の夫や妻が浮気をしているかもしれない、子供や婚約者がどういった行動をしているか知りたい、そう思った時に、相手を追跡したいと考える方は少なくないのではないでしょうか。
自分で試された方もいることでしょう。
しかし、こういった方たちの大半は次のような理由で断念しています。

1-1.調査することに引け目を感じてしまう

こんなことをしていいのだろうか、人目が気になる、不審者扱いされないだろうか、警察に通報されてしまった、気付かれてしまったらどうしよう等の問題と気持ちの揺れ。


1-2.時間がない

裁判で使える証拠、慰謝料や損害賠償請求が可能な証拠を収集するには多くの時間が必要になります。仕事や家事、育児をする中で証拠を収集するのは容易ではありません。

1-3.方法がわからない

追跡をすると言っても、ただ相手を追いかけていたのでは気付かれてしまいます。そういった時にどのようにすれば良いのか、また、証拠収集をする際に、どういったものが証拠になるのかわからない、もしくは誤った理解をしている。

1-4.頼める人がいない

家族や知り合いを調査する際、相手が自分のことを知っていたのでは、調査していることがすぐに気付かれてしまいます。そういった時は知り合いに頼むしかありませんが、そこまで時間を費やせる人もなかなかいません。また頼むことに引け目を感じてしまう方も多いようです。

それでも自分で調査をするという方はいます。
そういった方は気付かれないことを最優先して下さい。気付かれてしまっては、その後に再び調査をすることも、探偵に依頼することもできなくなってしまいます。
相手を追跡するという行為、またそれを気付かれないようにするということは単純で簡単なように思えます。このように感じる人は少なくありません。
しかし、状況によってはプロの探偵でも難しいと感じることがあります。
人混みの中を見失わないように、信号や踏切に尾行を遮られないように、人気の無い夜道を気付かれないように、一緒にエレベーターに乗らないといけない状況が続いた時に、等々、様々な状況を経験する度に、調査の難しさを感じるものです。
こういった経験をしている探偵が経験の無い人に対して自分で調査することをおすすめできるはずがありません。

2.追跡調査を探偵に依頼するには

探偵に依頼したことがないという方が大半かと思います。
まずは探偵の会社や事務所に訪問して相談することです。
料金や期間を確認して自分に合うと感じる探偵事務所を選びましょう。
相談する際に伝えるべき大きな点は下記のようなものです。

2-1.何をしたいか、結果を踏まえて自分がどうしたいか

目的は重要です。もし離婚や損害賠償請求が目的なのであれば、その証拠を収集する為に反復して証拠を押さえる必要があります。そういった部分でも料金が変わってきます。

2-2.相手の移動手段は何か

車なのかバイクなのか徒歩なのか電車なのか、タクシーを使うのか、といった部分によって調査方法も必要な人員も変わってきます。

2-3.行動する時間帯、時間の幅、行動パターンを把握しているか

こういったことによって調査の予定の組み方、必要な人員等が変わってきます。

2-4.過去に自分で調査をしたことがあるか、探偵に依頼したことはあるか

この場合は正直にお伝えください。調査の方法、相手の警戒度合いによっては必要な人員が変わります。

2-5.基本的な情報

氏名、住所、生年月日、勤務先、使用する車両の情報、身長、体格、服装等の容姿に関すること、また基本的に顔写真を提供していただきます。

3.探偵の追跡調査は何が違うか

ではプロの探偵と素人の追跡調査では何が違うのでしょうか。
相手を追跡するという点においては大きく変わりません。恐らく、客観的に追跡しているシーンを見ても大きく違う部分はないかもしれません。
探偵は、確かに尾行や追跡、撮影等の技術的な部分は一般の方よりかは優れていることでしょう。しかしながら同じ人間です。経験を積めばそれなりに技術は身につけられることでしょう。

探偵と一般の方の違いはここではありません。

ただひたすら追跡を行い、相手についていくだけでは、いつか気付かれる状況は生まれます。これはプロの探偵だろうが全く経験のない方だろうが同じ事です。
大事なのはその可能性をいかに下げて、いかに証拠収集のチャンスを多く生めるかという点です。つまり調査の方法が違います。

探偵も自分が超能力者や透明人間ではないことはわかっています。違いを生む為には経験、ノウハウ、知識、分析、尾行や証拠収集が困難なシーンにおいては時には諦める、といった、調査を行うにあたっての目線を変えるしかありません。

しかしこの目線、つまりは方法こそが成功につながる秘訣です。
この対象者はどういう人物か、どうすれば気付かれないか、どうすれば証拠が掴めるか、いつ調査を行えば良いか、人員は何人必要か、どのような方法で行うか、探偵はこういったことを常に考え、対象者ごとに調査をしながら研究していきます。

そして一番重要なのは最終的な目的です。何か目的があって追跡調査を行うはずです。
その目的にたどり着くためにどうすれば良いかということは、一般の方よりもはるかに探偵のほうが知識と経験があります。
多くの結果を知っている探偵に相談できるメリットというものは考えている以上に大きいものです。

まとめ

自分で追跡調査をしようと考えている方、探偵に調査を依頼しようと考えている方、また、どちらにしようか迷われている方もいるかもしれません。
重要なのは何が目的で調査を行うかだと思います。
調査の対象者と何の利害関係もなく、結果が判明した後に関しても何も行動を起こさない、仮に追跡していることに気付かれてしまっても何の問題も発生しないという方は自分で追跡調査を行っても問題はないでしょう。

しかし、追跡調査をしようと考えるぐらいですから、そのような方のほうが少ないでしょう。
目的がはっきりしない、追跡調査が成功したとしても、その後にどう対処すれば良いかわからないという方は一度、探偵業者に相談してみることをおすすめします。
依頼するかどうかは相談してみた上で考えれば良いことです。

調査終了後はどうすればいいの?
探偵に相談する際、調査終了後はどのようにすれば良いかも聞いてみましょう。
依頼人の利益を最優先する探偵業者であれば、その目的を確認した上で、目的地に辿り着くための的確なアドバイスをくれることでしょう。
調査は目的のための課程でしかありません。
アドバイスは必ずしも探偵ではないといけないということはありません。もちろん弁護士でも結構です。
しかし、追跡調査を検討されているのであれば、両方のことが聞ける探偵に聞いたほうが手っ取り早いと考えるのは私だけでしょうか?