探偵が行う盗聴器発見のプロセスとは? 探偵サービスについて徹底解説!
「盗聴されているかもしれない」「盗聴器がどこにあるのか分からない」など、盗聴器で悩まされている方は多いでしょう。
精密に作られている盗聴器は、一般の人ではなかなか見つけることはできません。そのようなときこそ、探偵サービスの利用が役に立ちます。探偵が行う盗聴器発見のアプローチで、なかなか見つからない場所に隠れている盗聴器も発見できるでしょう。
本記事では、探偵が行う盗聴器発見のプロセスなどを詳しく説明します。
- 盗聴器の種類とそれらを見つける困難さ
- 探偵による盗聴器発見のアプローチ
- 探偵サービスの利用が必要な理由
- 探偵による盗聴器発見の事例紹介
- 盗聴器発見に関してよくある質問
この記事を読むことで、盗聴器の種類や探偵サービスの利用が必要な理由なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.盗聴器の種類とそれらを見つける困難さ
まずは、盗聴器の種類とそれらを見つける困難さについて詳しく説明します。
1-1.無線式と有線式
最近はさまざまな種類の盗聴器が登場していますが、大きく分けると無線式と有線式の2種類があります。日本で流通している盗聴器の多くは無線式で、周囲で発生する音を集め、その音を電波で発信する盗聴器です。電波飛距離内であれば、受信機を使用して音声を盗み聞くことができます。一方、有線式は電波を使わない方法で盗聴するのが特徴です。では、それぞれの特徴をさらに詳しくチェックしましょう。
1-1-1.無線式盗聴器
盗聴電波を発信し盗聴する無線式は、ネットショッピングや家電量販店で購入できます。市場に多く出回っており、低価格で購入できる盗聴器です。なお、無線式盗聴器にもアナログ式・デジタル式・リモコン式の3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
- アナログ式:アナログ電波を使用した盗聴器。障害物に強く、ラジオなどの受信機で音声が受信できる
- デジタル式:スマホやインターネットなどの電波を利用して盗聴するタイプ。遠い場所からでも簡単に盗聴できる
- リモコン式:盗聴器の電源をリモコンでオンオフできるタイプ。発見するのが難しく、電源が入っているときにだけ電波を発信する
1-1-2.有線式盗聴器
ケーブルなどを使用して盗聴する有線式盗聴器は、音声を保存する記憶装置と音声を受け取るマイク装置が一緒になっています。主な種類は、コンクリートマイク・ボイスレコーダー・レーザー盗聴器の3種類です。それぞれの特徴は下記を参考にしてください。
- コンクリートタイプ:床や壁に伝わる振動を音声に変換させて盗聴するタイプ
- ボイスレコーダー:通常のボイスレコーダーと同様の機能を持ち、対象の近くで音声を盗聴するタイプ。最近はボールペン型など小型化されているものが多い
- レーザー盗聴器:レーザー光を使用して盗聴するタイプ。100m以上離れた距離からでも盗聴できる
1-2.精巧なカモフラージュと小型化
最近の盗聴器は、精巧なカモフラージュで日常生活に溶け込んでおり、小型化されていることもあって見つけるのが非常に困難だといわれています。USBメモリーやボールペンなどに仕掛けられているなど、日用品として溶け込んでいる盗聴器が増えているからです。本体を使用していても、それが盗聴器だと判別できず、盗聴されていること自体気づかないケースが増えています。また、性能に優れ、小型化されている盗聴器が増えてきているのも発見が困難だといわれている理由の1つです。
2.探偵による盗聴器発見のアプローチ
ここでは、探偵による盗聴器発見のアプローチについて詳しく説明します。
2-1.特殊な機材を使用
探偵事務所の多くは、盗聴器を見つけるための特殊な機材を使用しています。最近では、一般の人でも気軽に使える盗聴器発見機を手に入れることができるでしょう。しかし、残念ながら市販の盗聴器発見機では見つけられない盗聴器もあります。特に、電波を発していない盗聴器は、市販の盗聴器発見機を使用してもなかなか見つかりません。一方、探偵は市販では売られていない特殊な機材を使用し、どのようなタイプの盗聴器でも見つけ出すことができます。幅広い電波を受信したり、性能がいい機材を使用したりするので、盗聴器の発見が可能です。
2-2.盗聴器に関する知識と調査力
どのようなものが盗聴器になりやすいのか、どこに設置されていることが多いのかなど、盗聴器に関する知識を持っていない方がほとんどでしょう。盗聴器の発見に優れている探偵は、どこにどのような盗聴器が仕掛けられているのかと、盗聴器に関する知識が豊富です。また、これまでの調査力から、盗聴器の発見後にどのような対処をすべきかというアドバイスももらえるでしょう。実績がある探偵だからこそ、盗聴器発見のアプローチが幅広くなります。また、探偵事務所の中には、盗聴器発見・除去を専門とする部署を構えているところもあるので、できれば専門家に依頼するのがおすすめです。
3.探偵サービスの利用が必要な理由
ここでは、探偵サービスの利用が必要な理由について詳しく説明します。
3-1.盗聴器がすぐに発見できる
前述したように、一般の人が盗聴器を見つけるのは非常に困難です。だからこそ、盗聴器の発見実績があり、盗聴器に関する知識が豊富な探偵に依頼したほうがスピーディーに見つけることができます。盗聴されているかもしれない不安を抱いたまま生活するよりも、盗聴器をすぐに見つけ、除去したほうが安心です。不安な気持ちを抱いたままでは精神面にも悪影響をおよぼすため、盗聴されていることに不安を感じた方は探偵への依頼をおすすめします。
3-2.盗聴器を除去するには資格が必要
盗聴器の種類や設置されている場所によっては、除去するための作業に国家資格が必要になるケースがあります。たとえば、電気配線や設備に忍び込んだ盗聴器を除去するケースです。盗聴器を除去するために電気工事が必要になるため、一般の人が作業をするとショートを起こしたり、ケガをしたりする恐れがあります。特に、盗聴器が仕掛けられやすい室内用コンセントの裏側や天井裏の電気配線設備などは、第二種電気工事士の資格が必要です。
3-3.盗聴器発見後のアドバイスも
盗聴器発見のために探偵サービスを利用する理由として、発見後の対処法について適切なアドバイスももらえることにあります。盗聴器を発見した後、どのように対処すればいいのか、その盗聴器を設置した犯人は誰なのか……など、気になることがたくさんあるでしょう。探偵はこれまでの実績と経験から、状況に合わせてどのような対処をすべきかなど具体的なアドバイスが可能です。そのアドバイスをもとに、盗聴器で不安を感じる生活から抜け出した人もたくさんいます。
3-4.探偵サービスの選び方
探偵サービスを利用する際は、探偵事務所の選び方が重要なポイントです。探偵事務所の中には、不正行為で調査をしたり、高額な費用を請求したりするところがあります。悪質な探偵事務所とのトラブルを未然に防ぐためにも、探偵サービスを利用する際は以下のポイントに注目して探偵事務所を選びましょう。
- 盗聴器発見の実績があるか
- 実際の調査事例がホームページ等に掲載されているか
- スタッフや調査員の対応が丁寧でスピーディーか
- 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
- 料金体系が明確になっているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- アフターサービスが充実しているか
- 口コミや評判がいいか
- 探偵業の届け出をしているか
上記の中でも、特に注目してほしいのは探偵業の届け出です。基本的に、探偵業を営むためには、事務所を構えている都道府県の公安委員会へ届け出をする必要があります。つまり、探偵業の届け出をしていない探偵事務所は悪徳業者の可能性が高いというわけです。
3-5.盗聴器発見・除去なら愛知探偵事務所へ
どの探偵事務所に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、ぜひ愛知探偵事務所へご依頼ください。愛知探偵事務所には、盗聴・盗撮器発見・除去を専門とする部署があります。専用の機材も豊富で、格安料金で精度の高い調査が可能です。また、盗聴器が発見された場合は、取り外した上でその後の対応策についてもご提案しています。裁判でも利用できる詳細な報告書もお渡しすることができるので、ぜひ一度お問い合わせください。
4.探偵による盗聴器発見の事例紹介
ここでは、愛知探偵事務所が担当した盗聴器発見の事例をいくつか紹介します。
4-1.行く場所に必ず現れる元カレ
自分から別れ話をして別れた元カレに盗聴されているかもしれない……と不安を覚えた女性からの依頼です。依頼者が訪れる場所にいつも元カレが現れるということで、盗聴・盗撮器が付けられているのではという疑いがありました。依頼者と話し合い、まずは特殊な機材を用いて依頼者宅を入念に調査を行いますが、盗撮・盗聴器は見つかりません。そこで、依頼者が使用する車両を調べたところ、1台の携帯電話が取り付けられていました。その携帯電話は以前、元カレが使っていたものと判明します。その後、依頼者は証拠写真を持って警察に対応してもらうことになりました。
4-2.入居前の盗聴・盗撮器調査
当社は個人だけでなく、不動産業を営んでいる企業などからの依頼も受け付けています。賃貸物件において、盗聴器を仕掛けたまま、前の住人がそのまま引っ越しをしてしまうケースがあるようです。不動産業者の中には次の入居者が安心して生活できるように、盗聴・盗撮器発見調査を取り入れているところもあります。当社では、入居者同席で盗撮・盗聴器発見調査を行っているため、盗聴器が仕掛けられていなかったことを知り、新しい住人の方も安心されている様子でした。
5.盗聴器発見に関してよくある質問
盗聴器発見に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.盗聴を疑うべきケースとは?
A.誰にも伝えていない内容を他人が知っていたり、家の中にあるものの位置が変わっていたりしたケースは盗聴を疑ったほうがいいでしょう。特に、空き巣の被害に遭(あ)った場合は、第三者が住居へ侵入した際に盗聴器を仕掛けた可能性があります。大きな被害はなかったとしても、盗聴によっては再び被害に遭う可能性が高いので注意が必要です。
Q.盗聴器が仕掛けられやすい場所は?
A.コンセントや家具・家電の裏側などに仕掛けられることが多いでしょう。前述したように、最近は精巧な盗聴器が増えているため、日用品に紛れ込んでいる可能性もあります。ぬいぐるみの中や電話機の内部・郵便受けに設置されていることもあるので要注意です。室内だけでなく、毎日使うバッグの中や車内に盗聴器が仕掛けられているケースもあります。
Q.自分でできる盗聴器の見つけ方は?
A.盗聴器が仕掛けられやすい場所を中心に、目視で探す方法があります。特に、いつもと違う場所にものが移動していたり、心当たりがないものが置かれたりしている場合は要注意です。また、偽装型盗聴器の特徴を把握することも大切なポイントとなります。主な偽装型盗聴器としては、以下のようなものがあるのでぜひ参考にしてください。
- スマホの充電器
- テレビやエアコンなどのリモコン
- 電卓
- ペン
- 置き時計
- ぬいぐるみ
- コンセントタイプ・延長コード
実際に、プレゼントとしてもらったものの中に盗聴器が仕掛けられていたというケースもあるので、入念にチェックしたほうがいいでしょう。
Q.探偵事務所に依頼したほうがいいケースは?
A.自分で探しても盗聴器が見つけられないケースは、探偵事務所に調査を依頼したほうがいいでしょう。また、探偵事務所が作成する報告書は裁判で有効な証拠となります。盗聴器が見つかった後に何らかの対応を取りたいと思っている方は、探偵事務所に調査を依頼したほうがいいでしょう。
Q.盗聴器発見調査にかかる費用はいくらぐらいか?
A.費用相場は約4万~10万円です。盗聴器発見の調査を行う部屋や面積などによって異なるため、まずは無料見積もりを依頼してください。1社だけでなく、複数の探偵事務所に無料見積もりを依頼するのがおすすめです。そうすることで、だいたいの費用が把握しやすくなります。
まとめ
最近の盗聴器は、精巧なつくりをしているので一般の人では見つけることはできません。盗聴器を自分で見つけられない場合は、探偵事務所に調査を依頼するのがおすすめです。探偵事務所が行う盗聴器発見調査は、特殊な機材を使用するので早期発見につながります。また、盗聴器発見後の対応などについてもアドバイスをもらうことができるでしょう。なお、愛知探偵事務所では無料相談を受け付けています。盗聴器でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。