泣き寝入りなんて絶対にしない! 婚約中の浮気に係わる慰謝料と婚約破棄


「婚約中に浮気が発覚する…」ドラマや小説などフィクション作品ではよくある展開ですが、これはフィクションの中だけの話ではありません。
「婚約中の浮気だから」と泣き寝入りしてしまうというケースも多いのですが、『婚約中の浮気に対して慰謝料請求を行なうことも可能』なのです。
婚約中の浮気が原因で婚約破棄・婚約不履行・婚約解消などが生じた場合の慰謝料請求について詳しく紹介します。
婚約中の浮気だからと泣き寝入りしてはいけません。
婚約中の浮気を証明するための方法や慰謝料請求を行なう際の注意点について具体的な例を上げて解説するので、婚約中のパートナーに浮気の影を感じているという方は参考にしてみてください。

■婚約中の浮気は罪になる?~不貞行為と慰謝料請求~

・そもそも婚約ってなんだろう?

婚約というのは“結婚の約束”を指し、一般的にはプロポーズが成立した時点で結ばれる約束で、“当事者同士の口約束で成立”します。
婚約には決められた形式などは無く、お互いが結婚の約束を行なえば即ち“婚約”が成立するのです。
婚約というのは曖昧な定義のものであるということから、第三者による立会いや婚約パーティーなどを行い婚約の事実を知らせるということも大切になります。
日本では“結納”というしきたりがあり、両家への挨拶や結婚の了承などを行います。古くからのしきたりでは結納の際に“結い納品を贈る”というのが一般的ですが、近年では両家の食事会などで済ませるというケースも少なくありません。
婚約を第三者に知らせるということは“婚約中の浮気”や“婚約破棄”などに遭ってしまった際に重要になります。
二人の間だけの婚約では相手がそれを否定してしまうと事実の確認は難しくなるので婚約は“第三者の立会い”や“婚約通知状の送付”などを行なうことが大切です。

・婚約中の浮気は不貞行為になる?

「婚約中に浮気をしてしまった」又は「婚約中に浮気をされた」という場合にはどのような罪になるのでしょうか?
婚約中の浮気は倫理的に非常に問題のある行為であるということは誰にでも理解できることです。
しかし、倫理上の罪と法律上の罪には大きな開きがあることも少なくありません。
では、婚約中の浮気というのは法律上の罪になるのでしょうか?
婚約中というのは、実際に結婚しているわけではないため、法律上の罪にはならないように感じてしまいますが、“婚約時の浮気も法律上の罪”になります。
婚約中の浮気は結婚時の浮気同様に“不貞行為”という罪になるのです。
民事裁判を行い不貞行為が証明されれば慰謝料を受け取ることもできます。

・婚約中の浮気、不貞行為とは?

不貞行為というのは法律の用語で、所謂“浮気”を示す言葉です。民法では離婚の訴えを提起する事由として不貞行為が挙げられており、民法では“不法行為”として扱われています。
婚約中の不貞行為(浮気)に対して慰謝料請求の支払いを命じた判例もあることから、婚約中の浮気に対して慰謝料請求を行なうことは可能です。

■婚約中の浮気に対する慰謝料請求

・婚約中の浮気に対する慰謝料請求①~不貞行為とは?~

婚約中の浮気というのは不貞行為になるのですが、不貞行為に対して慰謝料請求を行なうためには“不貞行為の立証”が必要となります。
そもそも不貞行為というのはどのような行為なのでしょうか?
不貞行為というのは浮気を指すのですが、判例では“男女間の性交渉”とされています。
慰謝料請求を行なえる浮気の内容というのは男女間男性交渉に限定されており、定期的な密会やデートなどでは慰謝料請求が認められないというのが判例からの見解なのです。
一般的にはキスなどの行為も浮気に含まれるのですが、判例上の不貞行為に関しては性交渉を指しているということを覚えておきましょう。

・婚約中の浮気に対する慰謝料請求②~不貞行為を立証する証拠とは?~

婚約中の浮気の慰謝料請求を行なうためには不貞行為というものを立証する必要があります。
浮気に対する慰謝料請求で最も難しいのが“不貞行為を立証”するということなのです。
不貞行為を立証する証拠として具体的なものは、“本人又は浮気相手による証言”“浮気相手とホテルから出てきた写真”や“電話・メールなどによる浮気相手との連絡”・“ホテルの領収書”などがあります。
断片的な証拠であっても、全ての証拠を照らし合わせることで浮気を立証できる場合もあるので、些細な情報でも記録・保管しておくということが大切です。
不貞行為を立証するための証拠を個人で集めるというのは非常に難しいでしょう。
確実にこれらの情報を集めるためには探偵事務所に依頼し、“確実に浮気を立証できる証拠”を集めるということが慰謝料請求では大切になります。

・婚約中の浮気に対する慰謝料請求③~慰謝料請求と裁判~

慰謝料請求というのは“裁判”を行い、事実関係を明らかにする必要があります。
これは浮気(不貞行為)による慰謝料請求においても同様であり、裁判において有効な証拠を揃えて裁判に臨むことが大切です。
裁判で有効な書類を揃えるというのは非常に難しく、全てを個人で行なうというのは多くの時間や手間がかかってしまいます。
裁判で有効な証拠を短時間で集めたいという場合には、探偵事務所など慰謝料請求に対する専門家に頼むというのが確実な方法です。

■婚約中の浮気の慰謝料について

・婚約破棄・婚約解消・婚約不履行の慰謝料の相場とは?

婚約中にパートナーが行なった浮気が原因となり婚約破棄・婚約解消・婚約不履行などが生じた場合には、慰謝料を請求することが可能です。
婚約中の浮気というのは“婚約の破棄する正当な理由”として認められており、婚約の破棄による精神的な損害の賠償(慰謝料)の対象となります。
慰謝料の相場には明確なものは無く、実際に裁判を起こさなければ分からないというのが現状です。
慰謝料の相場を具体的に示せない理由は、個人によって精神的苦痛の重さが異なることや、婚約破棄に至る経緯・婚約破棄のタイミングなど様々な事情が考慮され慰謝料が算出される為。
慰謝料の算出に関しては弁護士と相談し“適切な慰謝料を請求する”というのが大切です。

・婚約者の浮気相手に慰謝料請求はできる?

婚約者が浮気をした場合、本人への慰謝料請求は可能ですが、浮気相手への慰謝料請求に対しても慰謝料請求は可能なのでしょうか?
浮気相手への慰謝料を請求するためには浮気相手が“浮気であることを認識しているのか?”ということが重要になります。
浮気相手への慰謝料請求について具体的に紹介しましょう。

【浮気相手が浮気であると認識している】

浮気相手が浮気であると認識していながらパートナーとの不貞行為を行なっていた場合には慰謝料を請求することができます。
このような場合、浮気相手の行なった浮気というのは“故意による不法行為”であり慰謝料請求の対象です。
浮気に対する慰謝料に加え、婚約の破棄などが生じた場合には婚約破棄に対する慰謝料も請求することができます。

【浮気相手が浮気であると認識していない】

婚約中の浮気は相手に婚約の事実を知らせないことが多く、殆どのケースでは浮気相手は浮気の認識がないことがあります。
このよう場合には慰謝料の請求は難しいでしょう。
勿論浮気相手が浮気であることを知っていながら嘘の主張を行なうこともあり、一概に慰謝料請求は不可能ではありません。

まとめ

婚約者が浮気をしたことによる慰謝料請求には、裁判を行わなければなりません。
慰謝料請求の裁判は状況によって異なりますが、半年~1年以上もの期間が必要になるケースもあります。
気持ちを切り替え新たな人生を歩むためにも、慰謝料請求は早めに終わらせることが大切です。
謝料請求に必要な“浮気を立証するための証拠”などに関しては浮気調査を取り扱う探偵事務所に相談することで裁判を円滑に進めることができます。
婚約中の浮気の慰謝料請求に関しては必要な証拠を集め、適切に対応するということが裁判を円滑に進めるためのポイントです。