ストーカー行為を証明する方法とポイント〜探偵に依頼するメリット〜
「ストーカー行為を証明する方法はあるのか」「ストーカー被害を受けたらどうすればいいのか」など、ストーカー行為に頭を抱えている方は多いでしょう。
変な対応をしてしまうと、ストーカーに刺激を与えることになり、命の危険がおよぶ可能性もあります。自分の身をしっかりと守るためにも、1人で悩まずに専門家などへ相談することが大切です。
そこで、本記事では、ストーカー行為を証明する方法や探偵に依頼するメリットなどを解説します。
- どのような行為がストーカーに該当するのか?
- ストーカー被害を受けたときの対処法
- ストーカー行為の証明に必要な証拠は?
- ストーカー行為の証拠を探偵に依頼すべきメリット
- ストーカー行為に関してよくある質問
この記事を読むことで、ストーカー被害を受けたときの対処法なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.どのような行為がストーカーに該当するのか?
まずは、どのような行為がストーカーに該当するのか、基本情報をチェックしておきましょう。
1-1.特定の人に対して嫌がらせをくり返すこと
簡単に説明すると、ストーカーとは、特定の人に対して嫌がらせや、つきまといなどの行為をくり返す人のことです。ストーカーをしている人は、勝手な思い込みを抱いている傾向があります。自分がストーカー行為をしていると思っていないケースがほとんどです。そのため、ストーカー被害を受ける側が拒絶したとしても、しつこく迫ったり追いかけまわしたりする傾向があります。周囲から注意されたとしても、何度も嫌がらせをくり返すのがストーカーの特徴です。
1-2.ストーカー規制法
ストーカー行為に関する法律として、ストーカー規制法があります。ストーカーによる殺人事件をきっかけに、2000年11月24日にストーカー規制法が施行されました。このストーカー規制法によると、つきまとい等をくり返す行為がストーカー行為です。なお、「つきまとい等」として規定されている行為は、以下のとおりとなります。
- つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
- 監視していると告げる行為
- 面会・交際の要求
- 乱暴な言動
- 無言電話・連続した電話・ファクシミリ
- 汚物などの送付
- 名誉を傷つける
- 性的しゅう恥心の侵害
1-3.親密な関係だった人ほどストーカーになりやすい
一体どんな人がストーカーになりやすいのでしょうか。意外に思われがちですが、親密な関係であった人ほどストーカーになりやすいといわれています。たとえば、自分から別れを告げた元恋人だったり、バイト先で仲が良かった異性だったり、親密であった度合いが高ければ高いほど、ストーカー行為がひどくなりがちです。
2.ストーカー被害を受けたときの対処法
ここでは、ストーカー被害を受けたときの対処法を解説します。
2-1.相談窓口を利用する
ストーカー被害を受けたときは、1人で抱え込まずに、早めに相談することが大切です。家族や友人に相談するのもアリですが、ストーカー対策を心得ている相談窓口を利用したほうがいいでしょう。ここで悩むのが、どこに相談すればいいかという問題です。ストーカー行為に対するお悩み相談は、さまざまな窓口で受け付けています。
- 婦人相談所:女性のさまざまな問題に対して、専門的支援を行っている
- 男女共同参画センター:女性が抱える問題解決を行っている
- 配偶者暴力相談支援センター:相談・カウンセリングなどを行っている
- 女性の人権ホットライン(0570-070-810):女性に関する人権相談が可能
- 被害者ホットライン:被害相談に関する問い合わせが可能
- 法テラス:法的トラブルに関する相談を受け付けている
今すぐにストーカーから逃げたい・避難したい方は、支援制度を利用してください。婦人相談所や民間シェルターなどでは、一時的に被害者を保護しています。
2-2.警察に相談する
各都道府県本部の相談窓口では、ストーカーに関する相談も受け付けています。警察では、被害者のことや被害者との関係・どのような被害に遭(あ)っているのかなど、詳しく聞かれることになるでしょう。ストーカーがどのような人物で、どういう状況なのかを把握するために情報提供が必要となります。小さなことでも構いませんので、ストーカー行為の証拠になるものや記録したものがある場合は、それらを持参するといいでしょう。
2-3.ストーカーを刺激するのはNG
ストーカー被害を受けたときの対処法として1番やってはいけないことが、ストーカーを刺激することです。基本的に、ストーカーには一般的な常識や思考が通用しないと思ってください。拒絶の意思を示すために、ストーカーに冷たくしようとすると、逆上してストーカー行為がエスカレートする恐れがあります。そのほか、以下のような振る舞いや態度がストーカーを刺激することになるので、極力しないように気をつけておきましょう。
- ストーカー行為に対して過剰な反応を示す
- TwitterやInstagramなどのSNSでストーカー被害を発信する
- 家族や友人など、第三者に協力してもらう
- 急に連絡先を変更する
- いきなり警察に通報する
3.ストーカー行為の証明に必要な証拠は?
ここでは、ストーカー行為の証明に必要な証拠を解説します。
3-1.証拠を集めることで得られるメリット
なぜストーカー行為の証拠を集めたほうがいいのか、疑問に思っている方は多いでしょう。ストーカー行為の証拠を集めることで、さまざまなメリットが生まれます。特に、警察へ被害届を出すためには、ストーカー行為の証拠が必要です。警察に被害届を出したらすぐに捜査が始まるわけではありませんが、ストーカー被害を受けたと立証できるものがあれば、早々に対応してくれる確率がアップします。また、ストーカー行為の証拠は裁判時でも役立つので、優位な状況で戦うためにも証拠集めが重要です。
3-2.ストーカー行為をしている写真・動画・録音
ストーカー行為の決定的な証拠として、つきまとい等の行為をしている写真・動画・録音が有効です。第三者から見ても、この人はストーカー行為をしていると判断できます。ただし、証拠を押さえるために、無理にストーカー本人へ近づくのは危険です。たとえば、自宅ポストの中に監視カメラを仕掛けたり、ストーカーから話しかけられた際は気づかれないように録音したりするなど、危険リスクを避けて証拠を集めてください。
3-3.ストーカーからの贈り物やメッセージなど
すぐに捨てたい気持ちも分かりますが、ストーカーからもらった手紙や贈り物は大切な証拠となります。受け取った日付と時間をメモし、密封できる袋に入れて保管しておきましょう。ストーカーのものを自宅で保管したくない場合は、レンタルルームを借りるのもアリです。そのほか、ストーカーからの通話履歴やメール・メッセージなども、ストーカー行為の証拠となります。
3-4.医師の診断書も証拠になる
ストーカー行為によって身体的・精神的ダメージを負った場合、医師の診断書もストーカー行為の証拠となります。身体的な傷を負った場合は、命を守るためにも警察に駆け込んだほうがいいでしょう。なお、ストーカー行為によるストレスで精神的疾患をわずらった場合は、発症を記録してください。病院にかかる際は、ストーカー行為が原因だと正直に伝えることが大切です。
4.ストーカー行為の証拠を探偵に依頼すべきメリット
ここでは、ストーカー行為の証拠を探偵に依頼すべきメリットを解説します。
4-1.ストーカーと顔を合わせずに済む
何よりも、ストーカーと顔を合わせずに済む点が、探偵に証拠集めを依頼する大きなメリットです。自分でストーカー行為の証拠を集めるためには、ストーカーの様子を観察しなければなりません。ストーカーされている側として、気持ち悪い人間のそばには行きたくないものです。特に、ストーカー行為によって精神的なダメージを受けている場合は、体が拒絶することもあります。そのようなときは無理をせずに、探偵へ依頼するのが1番です。
4-2.スムーズに証拠が集められる
探偵に依頼することで、スムーズにストーカー行為の証拠が集められるでしょう。どのようなものがストーカー行為の証拠になると理解していても、思うようにつかめないことが多々あります。たとえ、ストーカー行為の証拠を押さえたとしても、それが証拠として認められない可能性もあるのです。リスクを冒してストーカー行為の証拠をつかむよりも、プロの探偵に依頼したほうが時間と手間もかかりません。
4-3.心強い味方ができる
探偵に依頼することで、心強い味方ができるのも大きなメリットです。ストーカー対策などの実績がある探偵ほど、状況に合わせて適切な行動ができます。親身になって話を聞いてくれるので、心の負担も減るでしょう。ストーカー被害に遭っているときは、不安な気持ちでいっぱいですから、探偵という味方がついてくれるのは非常に心強いです。
4-4.ストーカー相談なら愛知探偵事務所へ
どの探偵事務所に依頼すべきか悩んでいる方は、ぜひ愛知探偵事務所にご依頼ください。愛知探偵事務所では、嫌がらせ・ストーカー対策や盗聴・盗撮機の発見と除去などを行っています。愛知県トップクラスの調査実績を持っており、弁護士と連携しているので最後までサポートが可能です。また、その場の状況に合わせて臨時応変に対応できるため、他社と比べて4~5割の調査料金となっています。無料相談も受け付けていますので、ストーカー行為でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
5.ストーカー行為に関してよくある質問
ストーカー行為に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.ストーカー被害を受けたときにすべきことは?
A.被害を受けたときは、すぐに記録してください。実は、ストーカー被害の頻度や時系列も証拠として認められる可能性があります。いつどこでどのような被害を受けたのか、ストーカー行為の内容と共に時系列も明確にしておくといいでしょう。第三者が分かるようにストーカー行為をメモすることが大切なポイントです。
Q.警察沙汰にはしたくないときは、どのように対処すべきか?
A.内容証明郵便を使って、ストーカー行為の事実を告発するのがベストです。警察沙汰にはしたくないからと、直接ストーカーと会って話をする方がいますが、非常に危険ですのでおすすめしません。「元恋人だから大丈夫」「分かってくれる」と思わないようにしてください。郵便局が証明してくれる内容証明郵便なら、ストーカー行為をやめてくれる可能性もあります。
Q.なぜ警察に通報するのはダメなのか?
A.通報をしても、警察がすぐに対応してくれるとは限りません。ストーカーがあなたに何らかの危害を加えた状態であったとしても、ストーカーへの警告だけで済ませるケースもあります。警察からの警告でストーカー行為がエスカレートしたという事例もあるため、慎重に対処する必要があるでしょう。
Q.友人や家族など、第三者が介入する際の注意点は?
A.身近な人が介入することで、ストーカーの感情を逆なでする恐れがあります。ストーカーが協力してくれた人たちに危害を加える可能性もあるため、第三者に介入してもらう際は、警察や弁護士などの専門家を立てたほうがいいでしょう。一般の人が対応するには限界があるので、リスクを減らすためにも安易に第三者を介入してはいけません。
Q.探偵が集められる証拠とは?
A.ストーカー行為の犯人特定や、実際にストーカー行為をしている写真・動画などです。直接、探偵がストーカーを説得することはありません。ストーカー行為の傾向から張り込みを行い、犯人らしき人物の姿を写真撮影したり、犯人の自宅を特定したりすることが可能です。実際に探偵へ依頼する際は、どのような方法で証拠を集めてくれるのか尋ねてみてください。
まとめ
いかがでしたか? ストーカー行為を証明するためには、いつどこでどのようなストーカー行為をしたのか、その様子を撮影した写真や動画などが必要です。ストーカー行為の証拠を集めることで、警察が動きやすくなり、裁判時にも優位に戦うことができます。ただ、自分でストーカー行為の証拠を集めるのは困難です。無理をせずに、ストーカー対策の実績がある探偵へ依頼してください。愛知探偵事務所では、無料相談も受け付けています。ストーカー被害に遭っている方は、ぜひ一度ご相談ください。