夫の金銭感覚が狂っている!離婚や自己破産を避ける改善方法とは?


金銭感覚結婚後、夫婦間の金銭トラブルは意外と多いものです。誰でも、パートナーの金銭感覚に疑問を抱いたことはあるのではないでしょうか?
夫の無駄遣いが原因で家計を圧迫してしまうと、生活そのものが苦しくなってしまいます。家計を守るのは妻の役目だと1人で背負い込んでしまうのは、とても辛(つら)いことでしょう。
金銭感覚のズレを放置しておくのはとても危険です。夫の借金が発覚し、別居や離婚に発展するケースも珍しくありません。
家庭を危機に追いやる恐れもあるお金。夫婦に溝を作る原因でもあります。改善する方法はあるのでしょうか?
夫の金銭感覚をどうにかしたいと悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

  1. 金銭感覚の違いを感じるとき
  2. 金銭感覚の改善方法
  3. 金銭感覚の違いを放置する危険性
  4. まとめ

1.金銭感覚の違いを感じるとき

夫婦間で金銭感覚が違うのは当然です。育ってきた環境・育て方などが大きくかかわっているので、人それぞれ異なるでしょう。
生育環境が違う他人と結婚するのですから、金銭感覚のズレに悩むことは多いのです。親の金銭感覚は、子どもへと受け継がれます。良識ある人なら、自分の収入から生活することを考えるでしょう。しかし、長く親元にいて経済的自立ができていない人ほど、収入と支出のバランスを取る方法を身につけられていないケースが増えています。
夫婦間で金銭感覚の違いを感じるのはどのようなときなのでしょうか?

1-1.貯蓄がない

独身時代に給与をすべて使ってしまい、貯蓄がない男性がまれに見ることができます。やはり、将来を見据えた生活をし、経済管理能力のある人は、きちんと貯蓄をしているはずです。
結婚後に夫に貯蓄がないことがわかり、愕然(がくぜん)とする方も多くいます。

1-2.ほしいものは買う

お金の管理能力が低い人は、安いものはどんなものでもほしいと思ってしまう傾向があります。ほしいと思うと、本当に必要なのかを考えることなく、やたらと買い物してしまうのです。
安いものを買ってしまい、結局すぐに使えなくなってしまう、安物買いの銭失いになる可能性が高いでしょう。

1-3.飲酒

結婚後、夫の飲酒が多いことで悩む方はたくさんいます。過度の飲酒により、家計が切迫することもあるでしょう。仕事のストレスを飲酒で解消している夫も少なからずいて、金銭感覚の麻痺(まひ)と同様に、なかなか解消しにくい問題です。

1-4.過剰な節約

浪費とは反対に、過剰な節約で神経質な夫もいます。借金を抱える夫より安心ですが、家計を守る妻に1つ1つ指摘し、息苦しい思いを感じることもあるでしょう。
金銭感覚の違いは、ケチな部分でも感じることがあるのです。

2.金銭感覚の改善方法

結婚相手には、なぜか自分とは正反対の人を選ぶケースが目立ちます。経済観念のしっかりした女性は、浪費家の男性を選ぶ。本来は性格と同様に、金銭感覚も近い人を選ぶべきです。
そもそも正反対な人を選んだことで、結婚後におかしいとたびたび感じてしまうのでしょう。
金銭感覚は、結婚生活を破綻に導いてしまう恐れのある重要なもの。改善方法はあるのでしょうか?

2-1.人生設計を2人で見直す

夫婦でのコミュニケーション不足も、金銭問題につながる原因です。普段から将来の夢や目標について話し合いをしていますか?
2人で人生設計を見直し、共通の目標を立ててみましょう。目標が定まると、浪費や不透明な支出を減らすことができます。何のための貯蓄か明確にし、家計管理の重要性を夫にも認識してもらいましょう。

2-2.お金に対するルールを決める

無駄遣いが原因の夫婦喧嘩(げんか)は多いもの。価値観が違うため、夫の買ったものを理解できないからです。
夫婦でお金に対するルールを決めてみてはどうでしょうか?自由に買い物できる金額の上限を決め、上限を超えたら夫婦で話し合って決めるようにします。
ボーナスの使い道もあらかじめ決めておくといいでしょう。

2-3.収入の範囲内で生活する

夫が妻に内緒で借金しているケースもあります。収入の範囲内で生活することができなくなっている証拠です。
金銭感覚を改善する最も大切なことは、自分の収入だけで生活できること。お金を稼ぐことの大変さを知り、収入があることもありがたみについて身を持って感じることが大切です。
苦労を知ることで、人は金銭感覚が養われるといわれています。借金がある人は、まず自分の収入だけで暮らしていくことから始めましょう。

2-4.信頼を寄せる

家計が切迫する中、夫の無駄遣いや借金がわかるとイライラしてしまうはずです。頭ごなしに夫を責めてしまう方が多いでしょう。
しかし、夫も人間です。やはり責められて怒られるのは、反発心を生んでしまうこともあります。
夫の金銭感覚を受け入れることは難しいこと。しかし、人は信頼されていると感じれば、一家の長(ちょう)としての自覚が芽生えるのです。
家族が夫を頼りにしていることを、普段から言葉で伝えてみてはどうでしょうか?夫婦の信頼関係は、結婚生活の基本です。
1人で抱え込まず、夫婦で一緒に頑張りたいという気持ちをお互いに持つようにしてみてください。

3.金銭感覚の違いを放置する危険性

離婚原因の1つとして、金銭感覚の違いや借金を挙げるケースは多いのです。愛情だけでは乗り切れない問題であり、妻だけの努力では解決できない問題。
お金は生活のためにも将来のためにも、とても大切なもの。金銭感覚は気づいたときに改善しなければなりません。

3-1.離婚

金銭感覚が狂い、生活苦に陥ることは避けられません。生活が成り立たなければ、離婚になることもあります。妻が一生懸命節約しても、夫が浪費を続けていては何も解決しません。
毎月請求書が届いて、ストレスと不安を感じるようになります。夫への不満も膨らむはずです。夫婦喧嘩(げんか)が増える負の連鎖に陥ることも考えられます。

3-2.自己破産

借金を繰り返している夫には、特に注意が必要です。金融機関から借りたお金を返すために、ほかの金融機関から借りるケースも増えています。
借金依存症とも呼ばれ、借金することを悪いと捉(とら)えていないのです。家庭がある自覚がなく、取り立てによる家族への被害も予想されます。
借金が多い人ほど、借りている金額がわからないという回答は多いもの。借金が膨らんで、借りるあてがなくなってしまい、自己破産になるケースもあるのです。
自己破産という事態になれば、職を失う恐れもあるでしょう。

4.まとめ

夫婦間の金銭感覚についてご紹介しました。

  • 金銭感覚の違いを感じるとき
  • 金銭感覚の改善方法
  • 金銭感覚の違いを放置する危険性

結婚後、夫の金銭感覚がおかしいと感じるケースは意外と多いのです。妻が努力しても、夫の浪費が止まらなければ何も変わらないでしょう。
金銭感覚の狂いをそのまま見逃してしまうと、生活苦による離婚や借金による自己破産も招いてしまいます。
気づいたらすぐに、夫婦で話し合って解決するようにしましょう。2人で将来の夢や目標を持ち、お金に対する基本的なルールを決めておくことがおすすめです。