不倫を訴えるにはどうする? 裁判の前に知っておくべきポイント


不倫は、パートナーに対する大きな裏切りです。愛するパートナーの不倫を知ったときには、とてもつらかったことでしょう。きちんと反省してもらうためにも、慰謝料請求も視野に入れて着実に手続きを進めることをおすすめします。しかし、不倫を訴えて法的に制裁を受けてもらうためには、客観的な証拠が必要です。不倫の訴えを起こすときは、証拠をそろえることから始めましょう。

今回は、不倫を訴えるときに必要な知識について詳しく解説します。

  1. 不倫を訴えるとき
  2. 不倫の訴えについて
  3. 不倫の訴えに必要なもの
  4. 不倫の訴えに必要な証拠をつかむには?
  5. 不倫の訴えや裁判に関するよくある質問

この記事を読むことで、不倫を訴えるときに必要なことが分かり、適切な行動を取ることができます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.不倫を訴えるとき

不倫を訴えるときに知っておくべきことを解説します。

1-1.不倫とは

不倫とは、法律で「不貞行為」に当たるものとなります。不貞行為とは、婚姻関係にあるパートナー以外の第三者と性的な関係になることです。結婚していなければ、単なる浮気となります。つまり、不倫と認定されるためには、男女のどちらかもしくは両方が既婚者であることが必要です。不倫は、民法では不法行為となります。民法709条を根拠にして損害賠償請求・710条によって財産以外の損害についても同様に請求可能です。また、770条では、不倫が離婚の理由になりうるとしています。

1-2.不倫を訴えるタイミング

不倫は、訴えるタイミングも重要です。たとえば、以下のタイミングで訴えるといいでしょう。

  • 不倫相手が特定できたとき
  • パートナーとの夫婦生活が円満であるとき
  • 請求相手に支払い能力があると確認できたとき
  • 離婚のために別居の覚悟や当面の生活費用の工面ができたとき

1-3.不倫を訴える目的

不倫を訴える目的には、以下のようなものがあります。

  • 不倫をやめてもらいたい
  • 不倫に対する謝罪を求めたい
  • 不倫行為に正当な制裁を加えたい
  • 慰謝料請求をしたい
  • 離婚したい

1-4.慰謝料を請求する相手

慰謝料請求ができる相手は、不倫相手・不倫をした配偶者・不倫相手と不倫をした配偶者の両方の3パターンです。不倫が分かった後も婚姻関係を継続したい場合は、不倫相手だけを訴えることになります。離婚を決意している場合は、パートナーと不倫相手の両方への訴えを考えましょう。

2.不倫の訴えについて

不倫の訴えの手順や流れ、期限など詳しく解説します。

2-1.不倫を訴えるときの手順や流れ

不倫を訴えるには、段階を踏むことが必要です。いきなり訴訟を起こす前に、できるだけ当事者の話し合い(示談)で解決できないか探りましょう。次に、内容証明郵便を送付して、相手に謝罪と慰謝料の支払いを求めることが可能です。費用は、通常の郵便料金に430円を加えたものになります。不倫相手が誠意を持って応じ、不倫をやめれば問題ありません。不倫相手が要求に応じない場合は、調停や訴訟に移ります。調停や訴訟は、居住区を管轄している家庭裁判所で申し立てましょう。調停に必要な費用は、収入印紙1,200円分のほかに連絡用の郵便切手代となります。慰謝料請求調停の手続きやより詳しい内容に関しては、こちらを参考にしてください。

2-2.不倫を訴えるときの期限

不倫の訴えには、期限があります。特定の相手と不倫の事実があったと知った日から3年です。つまり、3年を過ぎてしまえば時効ということになります。しかし、事項を過ぎても慰謝料を請求することは可能です。ただし、時効を根拠に相手が支払いを拒否することがあるので注意しましょう。不倫は、判明してから3年以内に訴えることが大切です。

2-3.不倫の訴えに関する注意点

パートナーが不倫相手に既婚者であることを隠していた場合、不倫相手を訴えるのは困難でしょう。不倫相手が未婚であり、パートナーが結婚をほのめかしているとなるとさらに問題は深刻です。結婚詐欺として不倫相手がパートナーを訴えることも考えられます。まずは、事実関係を正しく把握することが大切です。不倫相手が既婚者と知りながら肉体関係を持ったのであれば、堂々と訴えましょう。

3.不倫の訴えに必要なもの

不倫の訴えに必要なものについて、詳しく解説します。

3-1.不倫を訴えるときに準備するもの

不倫を訴えるときには、不倫の事実を証明できるものを用意してください。証拠となるものとしては、不倫現場の写真や音声データが適しています。自分で調査するか、業者に依頼するなどして、確実に証明できるレべルのものを入手しましょう。画像が不鮮明で本人たちと断定できない・音声が聞き取れないなどでは、証拠として不十分です。

3-2.不倫の証拠の重要性

不倫を訴えるには、証拠が重要です。相手から証拠がない・不十分だとの指摘を受けると不利になります。まずは、客観性の高い証拠をつかむようにしてください。客観性の高い証拠とは、不倫の関係者以外の人物が取得したものであるなどの条件があります。自分たちだけでつかんだものよりも、業者など第三者に依頼して得たもののほうが有利になるものです。

4.不倫の訴えに必要な証拠をつかむには?

不倫の訴えに必要な証拠をつかむには、プロの業者に依頼することをおすすめします。業者の選び方や依頼方法・注意点など詳しく解説しましょう。

4-1.不倫の証拠のつかみ方

不倫の証拠をつかむには、以下のような方法があります。確実に証拠をつかむためには、複数の方法を並行するといいでしょう。

  • 当事者を尾行する
  • 当事者の家や職場の近くで張り込む
  • 周辺の聞き込みなどにより身辺調査をする
  • SNSでの発言日時・場所・内容をチェックする

なお、調査対象者にバレないように注意してください。バレてしまうと、以降証拠をつかむのが困難になります。

4-2.プロに依頼する方法について

不倫の証拠をつかむには、不倫調査を得意とする探偵事務所に依頼するといいでしょう。たとえば、以下のポイントを満たす業者に依頼すると安心です。

  • 不倫調査で豊富な実績がある
  • 確実に証拠をつかむことで定評がある
  • 調査に関する相談・見積もりだけなら無料
  • リーズナブルで明確な料金システム
  • 調査結果はきちんとした調査報告書として提供している
  • スタッフの受け答えが丁寧で誠実
  • 依頼者の個人情報を厳守している
  • 活動地域の公安委員会に探偵業の登録をしている

なお、当愛知探偵事務所も不倫調査に関して豊富な実績があります。まずは、お気軽にご相談ください。

4-3.証拠をつかむときの注意点

プロに依頼する場合、自分が知っていることはすべて業者に伝えることが大切です。業者は、不倫している2人についてまったく情報を得ていない状態から調査をスタートすることになります。調査効率を上げ、確実に証拠をつかむためには、依頼者の協力が必要なのです。恥ずかしい・細かく伝えるのは嫌だ、などという考えはやめましょう。プロに依頼すると決めたら、確実に結果を出すことを目的としてください。

5.不倫の訴えや裁判に関するよくある質問

最後に、不倫の訴えや裁判に関するよくある質問に回答します。それぞれ役に立つので参考にしてください。

Q.すでに夫婦関係が冷めきっている場合でも慰謝料を請求できますか?
A.夫婦関係が冷めきっている場合であっても、不貞行為が許されるわけではありません。正式に離婚をしてから、自由恋愛をすればいいからです。ただし、精神的な苦痛を受けたという理由での請求は難しいでしょう。同居中ならともかく別居している場合は、婚姻関係が事実上破たんしているとみなされるからです。ただし、不倫が原因で離婚に至ったことに対して慰謝料請求できます。

Q.慰謝料の金額はどのように決めるべきですか?
A.訴える相手の年収や財産、支払い能力をまず考えましょう。多額の請求をしても、実際に支払いができないのでは意味がありません。もちろん、精神的な苦痛を受けたことに対して相応の金額であるべきです。妥当な金額がいくらになるかよく分からないときは、弁護士などに相談するといいでしょう。

Q.不倫が原因で離婚に至った場合、自宅を自分のものにしたいのですが?
A.パートナーとの交渉によります。離婚の際、財産分割で自宅をもらいたいとの希望を出し、相手が承諾してくれれば自分のものになるでしょう。しかし、交渉が決裂した場合は、あきらめるか調停の場で話し合う必要があります。必ずしも希望がかなうとは限らないので注意してください。

Q.不倫相手の勤め先にも不倫の責任を取ってもらいたいのですが?
A.社員が不倫をしても、勤め先に責任を問うことはできません。不倫の事実を勤め先に流すのもやめましょう。反対に、名誉棄損で訴えられる可能性があります。不倫は、あくまでも当事者同士の問題です。不倫相手の勤め先には、一切関係のないことですから冷静になりましょう。

Q.不倫相手が誰なのか分からない場合は訴えることができないのですか?
A.法的に訴えるためには、不倫相手の特定を確実にしてください。まずは、パートナーに対する素行調査を行い、不倫の事実と相手を確認することをおすすめします。探偵事務所などに依頼すれば、パートナーにバレずに調査できるため、交友関係などから不倫相手を割り出すこともできるでしょう。

まとめ

今回は、不倫の訴えについて詳しく解説しました。不倫はパートナーに対する重大な裏切り行為であり、法律によって適切な制裁を受けてもらう必要があります。しかし、不倫を訴えるためには、確実な証拠を用意しましょう。不倫が事実であっても、客観的な証拠をつかむことにより、訴えを有利に進めることができるのです。きちんとした証拠があれば不倫相手も反論できず、訴えを受け入れることでしょう。まずは、信頼できる探偵事務所など、不倫調査のプロに相談し、証拠をつかむことから始めてください。