スマホが盗聴されているときの対策は? 知っておくべき被害の実態も
「スマホが盗聴されていないか心配」「盗聴対策を知りたい」とお悩みではないでしょうか? 最近はスマホの機能を利用した盗聴被害が多く報告されており、問題になっています。今や誰もが当たり前のように所持しているスマホですが、盗聴の道具として悪用される可能性もあるのです。この記事では、スマホを利用した盗聴被害の実態や盗聴対策についてご紹介しましょう。
- スマホの盗聴について
- スマホの盗聴対策
- スマホの盗聴、プロによる対策
- スマホの盗聴対策に関するよくある質問
この記事を読むことで、自分でできる盗聴対策やプロに依頼するメリットなどが詳しく分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.スマホの盗聴について
まずは、スマホの盗聴が増えている現状や危険性などをまとめました。
1-1.スマホによる「デジタル盗聴」が急増
モバイル機器が普及している今の時代、スマホを悪用した「デジタル盗聴」が急増していることが分かっています。盗聴といえば、電波式の盗聴器を使った方法が一般的でした。しかし、気軽に用意できるものではなく、扱うには専門知識も必要です。それに対してスマホを利用した盗聴は、スマホを持っている人が相手なら誰でもできてしまいます。
1-2.アプリを入れるだけで盗聴ができる
スマホを利用した盗聴は、アプリを入れるだけで簡単にできます。盗難防止や紛失防止のために入れたアプリがスパイアプリとして利用され、悪用されるケースが特に多いのです。そのほかにも、電話の自動応答アプリやスマホの遠隔操作アプリなどが、盗聴アプリとして使用される可能性もあります。
1-3.実際の被害や危険性について
アプリを不正インストールされた場合、具体的には以下のような被害にあってしまう可能性があります。
- 遠隔操作で写真を撮影して設定したメールアドレスに画像を送る
- スマホのマイクから音声を録音される
- 位置情報を知られる
- 電話帳の中身を知られる
2.スマホの盗聴対策
スマホの盗聴被害を防ぐために、自分でできる対策をいくつかご紹介しましょう。
2-1.盗難アプリの有無を確認する
まずは、自分のスマホに盗難アプリがインストールされていないか確認しましょう。特に、スマホを紛失して見つかった後などは必ずチェックしてください。不審なアプリは起動せず、何のアプリかをインターネットで確認してみましょう。盗聴アプリとして利用できるものであれば、すぐにアンインストールしてください。
2-2.パスコードをかける
他人がアプリをインストールできないように、必ずパスコードをかけましょう。パスコードとは、アプリを使用する際に入力が必要な、4桁の数字のことです。同じ数字のゾロ目や誕生日・車のナンバーなど、他人が連想しやすいものは避け、よりセキュリティーを強化しておきましょう。
2-3.他人に勧められても盗難防止アプリや遠隔操作アプリをインストールしない
「他人に勧められてインストールしたアプリが、盗聴アプリとして利用された」という例も少なくありません。特に、ホームセキュリティーアプリや遠隔操作アプリ・盗難防止アプリなどは注意が必要です。
3.スマホの盗聴、プロによる対策
スマホの盗聴について、プロに調査や対策を依頼する方法やメリット・料金などについてご紹介します。
3-1.探偵業者に依頼できる
スマホの盗聴については、探偵業者に調査や対策を依頼することができます。「いつどこで盗聴アプリをインストールされたのか知りたい」「警察に被害届を出したいので証拠がほしい」というときは、相談してみるとよいでしょう。また、スマホの盗聴以外にも嫌がらせを受けている場合などは、部屋にも盗聴器が仕掛けられている可能性があります。そういった可能性も含めて調査してもらうのがおすすめです。
3-2.プロに依頼するメリットは?
いつ、誰が盗聴アプリを自分のスマホにインストールしたのか、自分で確定するのは簡単ではありません。特に、ストーカー被害などを受けている場合は、自分で調べようとするのは危険でしょう。プロの探偵業者に依頼すれば、危険な目にあうことなく、盗聴した人を特定することができます。また、被害届を出す際の証拠として十分な調査をしてもらえるでしょう。
3-3.尾行や張り込み・隠しカメラなどによる調査
スマホの盗聴について探偵業者に調査を依頼した場合は、尾行や張り込み・隠しカメラの設置などによって証拠を突き止めます。スマホ以外にも盗聴器が仕掛けられていないか、専用の機械を使って調べることも可能です。また、SNSなどを使って嫌がらせを受けている場合などは、発信者を突き止めるための調査も行ってくれるでしょう。
3-4.依頼の流れ
スマホの盗聴について調査を依頼する際の流れは、一般的に以下のようになっています。
- 無料相談を申し込む
- 調査内容を決定し、事前調査が行われる
- 決定した調査日に調査が行われる
- 調査結果が報告される
3-5.調査費用について
調査費用は依頼する探偵業者によって異なるため、複数の探偵業者を比較するのがおすすめです。「愛知探偵事務所」では、「嫌がらせ・ストーカー対策料金」が50,000円~、「盗聴器の発見・除去料金」が35,000円~となっています。調査の難易度によっても変わってくるため、まずは無料相談を利用して確認しておきましょう。
4.スマホの盗聴対策に関するよくある質問
「スマホが盗聴されている」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.自分のスマホに盗聴アプリがインストールされているのを発見した場合、どうすればよいですか?
A.該当アプリ以外にも不審なアプリが仕込まれている可能性を考え、端末を初期化することをおすすめします。
Q.不正なアプリをインストールさせようとする詐欺もあるというのは本当でしょうか?
A.本当です。「あなたのスマホはウイルスに感染しています」というメールが送られてきて、偽のセキュリティーアプリをインストールさせようとする手口が多いため、注意してください。
Q.今は使っていない古いスマホも、盗聴対策をしたほうがよいですか?
A.対策をしたほうがよいでしょう。見覚えのないアプリがインストールされていないか確認し、初期化しておくと安心です。
Q.スマホを紛失してしまいました。盗聴アプリを仕掛けられないか心配なのですが、どうすればよいでしょうか?
A.キャリアショップに連絡をしてすべての機能をロックしてください。その後、紛失届を出せば悪用されることはありません。
Q.アプリをインストールしてスマホを盗聴する行為は犯罪でしょうか?
A.盗聴自体を取り締まる法律はありませんが、他人のスマホに無断でアプリをインストールするのは違法行為です。取り締まるためにはスマホを勝手に操作された証拠が必要になります。
まとめ
スマホの盗聴について、実際の被害や自分でできる対策・プロに調査を依頼する方法などをまとめてご紹介しました。今や生活の必需品ともいえるスマホですが、「盗聴される可能性がある」という危険について、しっかり理解しておく必要があります。ぜひこの記事を参考にして、対策を考えてみてください。