結婚詐欺の見分け方を知りたい! 被害に遭わないコツ&対処法も伝授!


「結婚詐欺の疑いがあるので、見分け方や調べる方法を知りたい」「結婚詐欺に遭ったときの対処方法を知りたい」とお考えではありませんか? 愛するパートナーと結婚したいのはやまやまだけど、万が一詐欺に遭ったら立ち直れないものです。まずは、どんな手口があるのかなど見分け方を知って、結婚詐欺の被害に遭わないようにすることが必要でしょう。

そこで今回は、結婚詐欺の見分け方を詳しく解説します。

  1. 結婚詐欺の手口にはどんなものがある?
  2. 結婚詐欺に遭いやすい人の特徴
  3. 結婚詐欺の被害事例
  4. 結婚詐欺でありがちなことは?
  5. 結婚詐欺の被害を防ぐ方法は?
  6. 結婚詐欺に遭った場合の対処法
  7. 結婚詐欺の見分け方に関するよくある質問

この記事を読むことで、結婚詐欺の手口を見分ける方法や対策法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.結婚詐欺の手口にはどんなものがある?

最初に、結婚詐欺の手口にはどんなものがあるか、男女別に見ていきましょう。

1-1.男性詐欺師の手口

男性詐欺師がよく使う手口には、以下のようなものがあります。

1-1-1.運命の出会いを装う

男性詐欺師は、運命の出会いを装うのが上手です。女性はロマンティックなシチュエーションに弱い人が多いため、運命の出会いだと思うと一気に心が傾いてしまいます。偶然会ったように見せかけて待ち伏せしたり、よく行く店や趣味が同じように見せかけたりするのです。結婚を望む女性にとっては、運命の相手に見えることでしょう。

1-1-2.お金に困っていない素振りを見せる

お金に困っていない素振りをするのが、男性詐欺師特有のよくある手口です。結婚詐欺師がお金を目当てに近づいてくることは、多くの人が知っています。そのため、結婚詐欺師はわざとお金に困っていないことをアピールして相手を安心させるのです。たとえば、高級ブランド品を身に付けたり外車に乗ったりして、自分はお金持ちであるかのように振る舞うことでしょう。

1-1-3.話や愚痴をよく聞いて信頼させる

女性の話や愚痴をよく聞いて信頼させるのもよくある手口です。女性は、自分の話をよく聞いてくれる男性に好意を持ちます。そして、何でも受け止めてくれる人だと認識し、信頼するのです。しかし、結婚詐欺師は、女性の話を聞いているようで聞いていません。ターゲットの女性から信頼を得るために、うまく受け流しているだけなのです。

1-1-4.レディーファーストを心得ている

結婚詐欺師は、レディーファーストをよく心得ています。さりげなく道路側を歩いたりエレベーターやエスカレーターを先に乗せてくれたりなど、女性がキュンとしてしまうことを自然にできるのです。自分のことを大切にしてくれる男性だと考え、のめり込んでしまうのも無理はありません。結婚詐欺師は、女心をよく理解しているので厄介です。

1-2.女性詐欺師の手口

女性詐欺師がよく使う手口は、以下を参考にしてください。

1-2-1.男性に守ってあげたいと思わせる

結婚詐欺を働く女性は、男性に守ってあげたいと思わせるのが上手です。何があっても自分が守ってあげたいと思わせることで、お金を出してもらいやすくなります。女性らしい服装や言動に気を配り、相手に決して反論しないなど、おしとやかな女性であることを強調するのです。

1-2-2.家庭的な面を強くアピールする

家庭的な面を強くアピールすることも、女性の結婚詐欺師に多く見られます。こんなに家庭的な女性と結婚したら、さぞかし楽しいだろうなと想像させるのです。たとえば、料理が趣味で普段は自炊している、子どもが好きだから早く欲しいと、さりげなく女性らしさをアピールします。すると、男性もその気になってコロッとだまされてしまうのです。

1-2-3.健気(けなげ)に振る舞う

女性の結婚詐欺師は、ターゲットの男性に対してとても健気に振る舞います。夜遅くまで帰りを待っていたり、デートの約束をすると大喜びしたりして男性を喜ばせるのです。男性は、健気な女性には何でもしてあげたくなります。お金に困っていると分かれば、助けてあげたいと考えるようになるのも自然なことです。

1-2-4.簡単に体を許さない

女性の結婚詐欺師は、男性と違って簡単に体を許さないこともあります。体を許さないことで男性がじらされて、結婚したいという思いが余計に強くなるのです。また、身持ちが堅くて結婚相手にふさわしいと考えやすくなります。女性と深い仲になる前に、手持ちのお金をすべて巻き上げられてしまうこともあるでしょう。

2.結婚詐欺に遭いやすい人の特徴

結婚詐欺に遭いやすい人には、いくつかの特徴があります。

2-1.結婚願望が強い

結婚願望が強い人は、結婚詐欺に遭いやすいでしょう。とにかく結婚することが目的なので、目の前の甘い話に乗ってしまいがちです。相手のことをよく調べずに信じてしまい、結婚をほのめかされると、多額の借金を肩代わりしてしまうこともあります。結婚願望が強い人は、とんとん拍子で交際が進む話があっても、ひとまず冷静になったほうがいいでしょう。

2-2.お金や財産がある

お金や財産がある人は、結婚詐欺師のターゲットになりやすいでしょう。また、大企業の正社員や公務員などで、安定した収入を得ている人も注意してください。結婚詐欺師は、多くの場合、金銭や財産をだまし取ることが目的だからです。悪質なケースになると、一文無しになるまで巧みに搾取されてしまいます。

2-3.占いなどを信じやすい

星占いや姓名占いなど、占いを信じやすい人も注意してください。たとえば、「占ってもらったら2人は結婚する運命だった」などと結婚詐欺師に言われると、すぐに信じてしまいやすいからです。2人で一緒に占い師に見てもらう場合も油断してはいけません。結婚詐欺師と占い師が共犯である可能性があるからです。

2-4.失恋したばかり

失恋したばかりのときは、普段しっかりしている人でも用心してください。結婚詐欺師は、人の心のすき間を狙ってくるからです。失恋で立ち直れない時期にほかの異性からやさしくされると、心を開いてしまいやすくなります。今度こそ幸せになりたい、振られた相手を見返したい、と考えるほどだまされやすくなるので注意しましょう。

2-5.40代以上

40代以上になると、結婚詐欺に遭いやすくなると言われています。若いころのように、相手を選べることが少なくなり、結婚に焦りを抱いている人が多いからです。すでに結婚をあきらめかけたときに、目の前に結婚しようと言ってくれる相手が現れれば、参ってしまうのも仕方がありません。特に、40代以上でお金を持っている人は、多くの結婚詐欺師から狙われることでしょう。

3.結婚詐欺の被害事例

結婚詐欺の被害でありがちな事例を3つご紹介しましょう。

3-1.家族が入院したと言われてお金を出し続けた

大手企業に勤める50代の男性Aさんは、総額600万円の結婚詐欺に遭いました。趣味を通じて30代の女性と知り合い、結婚を前提に順調に交際が進んでいると思っていた矢先に、女性から家族が重い病気で入院したと言われたのです。何とか助けてあげたいと考え、入院費として現金を数回渡しましたが、突然女性から気持ちが冷めてしまったと一方的に別れを告げられました。結婚詐欺だと気付いたころには、貯金がほとんどなくなっていたのです。

3-2.一緒に夢をつかもうと言われてお金を取られた

40代の女性Bさんは、一緒に夢をつかもうと言われた男性に300万円を取られてしまいました。最近、仕事帰りに立ち寄った飲み屋で親しくなった男性と、結婚を考えるようになったのです。しかし、男性は事業を始めたばかりで資金調達に困っているとのことでした。そこで、結婚相手のピンチを助けたいと考え、男性に300万円を渡したのです。すると、直後に男性と音信不通になってしまい、結婚詐欺だったことに気付いたのでした。

3-3.結婚式場に渡すお金を持ち逃げされた

30代後半の女性Cさんは、とんとん拍子で結婚話が進んだ男性と結婚式場の下見も終わり、幸せな気持ちでいっぱいでした。しかし、Cさんが手付金を振り込もうとしたところ、男性から希望の日程を確実に押さえるためには現金で前払いする必要があると言われたのです。そこで、男性に400万円を手渡したのですが、男性との連絡が取れなくなってしまいました。不審に思ったCさんが結婚式場に確認したところ、手付金が未入金であることを知り結婚詐欺だと初めて認識したのです。

4.結婚詐欺でありがちなことは?

結婚詐欺でありがちなことを詳しく見ていきましょう。当てはまる場合は、結婚詐欺の可能性が高いので注意してください。

4-1.結婚話が出ても家族や友人に紹介しない

結婚詐欺師は、自分の家族や友人を絶対に紹介しません。一般的に、結婚話が出ているのなら、自分の家族や友人に積極的に紹介するものです。しかし、何度こちらから両親に挨拶したい、友人や知人たちに会わせてほしいと言っても、話をはぐらかされてしまいます。今度必ず会わせると言いながら、一向に機会を作ろうとしないのが、結婚詐欺師の特徴です。

4-2.2人で写真を撮りたがらない

ツーショットで写真を撮りたがらないのも、結婚詐欺でありがちなことです。結婚を考えている相手なら、ツーショットで写真を撮っても何も問題はありません。しかし、結婚する気がない相手とは、2人が交際していた証拠となって困るのです。詐欺を働いた後、顔写真が残っていれば簡単に身元が割れてしまいます。中には、ツーショット写真を撮影しようと言っただけで逆切れされたりすることもあるでしょう。

4-3.お金のやり取りで振り込みを嫌がる

結婚詐欺師は、お金のやり取りで振り込みを嫌がります。どんなに大金でも、現金での手渡しを要求してくることでしょう。振り込み手続きで口座情報など、証拠が残ると困るからです。そのため、防犯のために振り込みにしたいとも言っても、口座を教えてくれません。とにかく現金での手渡しにこだわるときは、注意が必要です。

4-4.お金がないと言うと態度が変わる

お金を要求されても断ったりお金がないと言ったりすると、態度が急変するのも特徴のひとつです。今までやさしかったのに、急に冷たくなったり怒ったりすることでしょう。中には、1回断っただけでまったく連絡が取れなくなるケースもあります。お金目当てで接近してきたのですから、目的が果たせないと分かれば離れるのも当然でしょう。

5.結婚詐欺の被害を防ぐ方法は?

結婚詐欺の被害を防ぐ方法を詳しく見ていきましょう。

5-1.ネットを通じて気軽に会わない

結婚詐欺の被害を防ぐには、ネットを通じて知り合った相手と気軽に会わないことも大切です。結婚詐欺師は、ネットを活用してターゲットを探しています。特に、お金を持っていそうで、すぐに会えそうだと感じた相手には、強烈にアタックしてくることでしょう。ネットで知り合った相手と会うのなら、信頼できるかどうか時間をかけて見極めてからにしてください。最初から結婚詐欺が目的で近づいてくる場合、時間がかかりそうな相手からは離れていくものです。

5-2.相手の身元を確認する

結婚詐欺の疑いがあるときは、相手の身元を確認してみることが大切です。たとえば、運転免許証などの身分証を見せてほしいと頼んだり、勤務先に確認してみたりするといいでしょう。運転免許証を見れば、名前・住所がすぐに分かります。また、結婚詐欺師は勤務先もデタラメなところを教えるので、確認すれば一発で判明するでしょう。

5-3.友人や知人・家族を紹介する

自分の友人や知人・家族を紹介してみるのもいいでしょう。結婚詐欺師にとって、ターゲット以外の人物に接触するのは、とても危険なことです。早い段階で身内の人物を紹介しておけば、深入りしてくることはありません。結婚詐欺であれば、紹介した途端に距離を置かれることになるでしょう。

5-4.結婚詐欺の話題を振ってみる

結婚詐欺の話題を振ってみるのもいい方法です。相手をだまそうとしているときに結婚詐欺の話題を振られると、手を出しにくくなります。ただし、相手によっては逆切れすることもあるので、あくまでも会話の流れとして自然に話すことが大切です。結婚詐欺の話をして相手の態度がそっけなくなったり連絡が途絶えたりしたら、結婚詐欺師と思って間違いありません。

5-5.知り合いに警察官や弁護士がいると言ってみる

知り合いに警察官や弁護士がいると言ってみましょう。結婚詐欺なら厄介なことは避けたいので、疎遠になるはずです。結婚詐欺師は、法的な知識や後ろ盾がない相手をターゲットにします。しかし、警察官や弁護士が身近にいるのでは、思うようにだますことができないため困るのです。

6.結婚詐欺の被害に遭った場合の対処法

実際に結婚詐欺の被害に遭った場合の対処法を詳しく解説します。

6-1.被害状況を確認する

最初に、冷静になって被害状況を確認しましょう。以下のポイントを参考に、いつどんな被害に遭ったか書き出してください。

  • 相手に直接お金を渡した
  • 物品の購入費用など支払いの肩代わりをした

また、相手との結婚を意識した言動なども書き出してください。単なる詐欺ではなく、結婚詐欺であることを証明するカギになります。

6-2.結婚詐欺の客観的な証拠をつかむ

結婚詐欺に遭ったときは、結婚詐欺師を訴えるために客観的な証拠をつかむことが必要です。そのためにも、信頼できる探偵事務所に依頼して、調査を進めましょう。探偵事務所では、身元調査・素行調査・聞き込み調査など、あらゆる方法を使って結婚詐欺の証拠をつかんでくれることでしょう。なお、当愛知探偵事務所でも、結婚詐欺調査のご依頼をお受けしています。まずは、お気軽にご相談ください。

6-3.弁護士や警察に相談する

結婚詐欺の証拠をつかんだら、弁護士や警察に相談しましょう。相手に謝罪と慰謝料の請求をしたいときは、弁護士に相談してください。法的な手続きなどの代理申請も依頼できて便利です。また、相手に深いダメージを与えることができるでしょう。さらに、警察に被害届を出すことも大切です。きちんとした証拠があり、被害届を出すことで警察が動いてくれます。結婚詐欺は立派な犯罪ですから、法的な制裁を受けてもらいましょう。

7.結婚詐欺の見分け方に関するよくある質問

最後に、結婚詐欺の見分け方に関する質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q.どんな人が結婚詐欺師になりやすい?
A.以下を参考にしてください。

  • 多額の借金を抱えている
  • 見栄っぱり
  • ギャンブル好き
  • 異性からよくモテる
  • 自分勝手
  • 過去の経験から異性に恨みや嫌悪感を抱いている
  • 結婚に夢を持っていない

Q.結婚詐欺と分かっても相手を責める気持ちにならないのですが?
A.だまされたことを受け入れ、今後の教訓にすることができるのならいいでしょう。しかし、結婚詐欺師がつけ上がり、新たな被害者を生む可能性があります。結婚詐欺師に金銭的・法的制裁を受けてもらうことは、相手が犯罪を再び行わないようにするためでもあるのです。

Q.お金の受け渡しがない場合でも結婚詐欺を立証できる?
A.難しいでしょう。詐欺罪で訴えるには、金銭的な被害を受けていることが必要になるからです。しかし、婚約の事実を証明できれば、慰謝料請求ができることがあります。詳しくは、弁護士などに相談してみてください。

Q.探偵事務所に調査を依頼する場合の費用目安は?
A.数日間の調査で10~20万円程度が相場です。実際には、調査期間・スタッフの人数・調査の難易度などによって、金額が異なります。詳しくは、探偵事務所から見積もりをもらって確認してください。

Q.結婚詐欺の被害者でもやってはいけないことは?
A.結婚詐欺師の家族や勤務先に、中傷目的で電話をしたりビラをまいたりすることです。悪いのは結婚詐欺師本人であって、勤務先や家族には関係ありません。場合によっては、名誉毀損(きそん)で訴えられることもあるのでやめましょう。

まとめ

今回は、結婚詐欺の見分け方について詳しく解説しました。結婚しようと真剣に考えていたのに、相手が結婚詐欺師だったのでは泣くに泣けません。お金の損害もさることながら、心に受けたダメージはなかなか消えないものです。まずは、泣き寝入りせず、客観的な証拠をつかみ、法的に制裁を受けさせましょう。そのためにも、信頼できる探偵事務所に調査を依頼することが必要です。相手が結婚詐欺を働いたことが証明されて法的な制裁を受ければ、気持ちも前向きになれます。きちんとけじめを付けて新たな人生を踏み出すためにも、結婚詐欺に立ち向かいましょう。