盗撮器の発見方法は? 仕掛けられやすい場所や事例などを紹介


「盗撮器があるかもしれない」「誰かに見られているような気がする」など、いちど不安を感じると毎日の生活を送る中でどんどん不安が大きくなるでしょう。最近の盗撮器は、高性能になっただけでなく、発見されにくい場所に設置されていることが多くなっています。だからこそ、どんな盗撮器があるのか・どこに仕掛けられることが多いのか知ることが大切です。

本記事では、盗撮器が仕掛けられる場所や事例・発見方法などについて解説します。

  1. 盗撮器が仕掛けられやすい場所は?
  2. 盗撮器が仕掛けられた事例
  3. 盗撮器の発見方法
  4. 盗撮器の被害を防ぐ方法は?
  5. 盗撮器に関してよくある質問

この記事を読むことで、盗撮器を見つけるコツや盗撮被害を防ぐポイントが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.盗撮器が仕掛けられやすい場所は?

最初に、そもそも盗撮器とはどんなものか基本情報をチェックしておきましょう。また、盗撮器が仕掛けられやすい場所も紹介します。

1-1.小型化している盗撮器

盗撮器は名前のとおり、相手にバレることなく隠れて盗撮するためのカメラ機器です。隠しカメラは本来、防犯目的のために開発されたものなので悪質な犯人に気づかれないように映像を記録する目的があります。ところが、防犯目的のために作られた隠しカメラが盗撮器として悪用されるようになっているのです。小型化によって、相手にバレずに盗撮できるカメラになっているのでしょう。電子技術が進んだ昨今では、リモコン・時計・ペン・メガネ・コンセント・コードレス電話・照明器具・ぬいぐるみなど、さまざまなものに盗撮器を入れて撮影できるものが増えています。

1-2.室内照明周辺や家電製品まわりが多い

一体、盗撮器はどこに仕掛けられるのが多いのか、気になっている方が多いと思います。前述したように、昨今の盗撮器は性能が進歩しているので狭い場所にも設置しやすくなっているのでしょう。中でも、仕掛けられる場所として多いのが、室内照明の周辺やテレビなどの家電製品まわりです。室内照明の付近は小さめの盗撮器が設置できます。ほかにも、コンセント付近・天井裏も注意したほうがいいでしょう。

1-3.着替える場所も仕掛けられやすい

盗撮器を仕掛ける主な目的は、女性の裸を見るためというケースがほとんどです。女性の裸を盗撮する目的で室内に盗撮器を仕掛けるということは、着替える場所に盗撮器が仕掛けられやすいと判断できます。たとえば、トイレや脱衣所が挙げられるでしょう。盗撮器の中には、真っ暗の状態でも鮮明に撮影できるタイプがあるため、「暗いから大丈夫」という思い込みは危険です。

2.盗撮器が仕掛けられた事例

それでは、実際に盗撮器が仕掛けられた事例をいくつかチェックしておきましょう。

2-1.デパートや商業施設の女性トイレに仕掛ける

盗撮器が仕掛けられるのは、自分の家だけではありません。デパートや商業施設の女性トイレも仕掛けられやすい場所といえるでしょう。実際に、男性が女性トイレに盗撮器を設置し、密(ひそ)かに盗撮していたという事件がありました。「たくさんの人がいるから安心」という気持ちがあるかもしれませんが、駅構内・大型商業施設などでの盗撮行為が最も多く発生しているのです。小型の盗撮器を仕掛けて、検挙される件数が年々増えています。

2-2.ATMの盗撮器で暗証番号を盗み取られた

主な盗撮の目的は、女性の被害者が多いこともあり、猥褻(わいせつ)目的が挙げられます。けれども、猥褻目的だけではなく、キャッシュカードの暗証番号を盗み取ることを目的でATM付近に盗撮器を設置する事例も増えているのです。たとえば、商業施設などにはすぐに利用できるATMがありますが、そこに小型の盗撮器を設置します。ATM付近に盗撮器を設置すれば、カードなどの暗証番号を簡単に盗み見ることができるというわけです。

2-3.送られてきた中傷文で盗撮が発覚

女性の依頼で探偵事務所の調査員が部屋を調査すると、高性能の盗撮器が見つかったというケースがあります。その女性は、知らない人から中傷文が何度か送られてきたそうです。中傷文には本人と家族しか知らない内容ばかりが記載されていたため、女性は盗撮されているかもしれないと感じました。ごく一部の人しか知らない内容を相手が知っているのはとても怖いことなので、すぐに探偵事務所に調査を依頼したというわけです。

3.盗撮器の発見方法

ここでは、盗撮器を見つける方法をいくつか紹介します。

3-1.ペンライトを使う

簡単に調べる方法として、ペンライトを使う方法があります。「ペンライトで盗撮器が本当に分かるの?」と疑問を抱くかもしれませんが、盗撮器のレンズはガラスでできているのでどんなに小さくても光をあてれば反射する点が特徴です。その特徴を利用して、盗撮器を見つけることができるでしょう。盗撮器が仕掛けられやすい場所に、ペンライトで光をあててください。ただし、視線・ペンライトの光軸・レンズの光軸がズレてしまうとレンズに反射した光が目に届きません。よって、視線・ペンライトの光軸・レンズの光軸が一直線上に並ぶようにすることが大切です。

3-2.簡易盗撮器発見スコープなどを使う

インターネットなどでは、盗撮器を見つけることができるグッズが販売されています。簡易盗撮器発見スコープは、手軽な値段で購入できるので気軽に試すことができるでしょう。ただし、価格が安いものほど高性能の盗撮器は見つかりにくいというデメリットがあります。自分で高性能の盗撮器を見つけるのは限界があるため、不安な方は専門業者に依頼するのがおすすめです。

3-3.プロの探偵事務所に依頼する

盗撮器や盗聴器の発見調査を行っている探偵事務所に依頼するのも方法の1つです。プロが使う発見器は、高性能の盗聴器にも対応しています。業者に依頼すると費用がかかってしまいますが、スピーディーに見つかるという点がメリットです。不安な気持ちを持ち続けるよりも、盗撮器をすぐに見つけたほうが安心して生活できるでしょう。ただし、探偵業者の中には、高額な費用を請求する悪徳業者が存在しているので注意が必要です。複数の業者を比較して、信頼できる探偵事務所を選んでください。

4.盗撮器の被害を防ぐ方法は?

ここでは、盗撮器の被害を防ぐ方法とポイントを解説します。

4-1.基本的な観察を始める

盗撮器の被害を防ぐには、日常から家の中の様子に注意を払い、少しの変化でもすぐに気づけるようにすることが大切なポイントです。まずは、周囲の状況をよく観察してください。そして、不審なものや場にそぐわないもの・自分が持っていないものなどがないか、常に注意を払いましょう。今までなかったはずのものが気づけば存在していたような場合などは、何かを内部に仕掛けるために部屋に置かれている可能性があります。そのほか、壁や天井に不審な穴が空(あ)いていないか・部屋に置かれているテレビや電話などに不審な部分がないかもチェックしましょう。

4-2.すべての電源タップをチェックしよう

時間があるときでも構わないので、室内にあるすべての電源タップをチェックしてください。一般的に、小型カメラといった盗撮器などのデバイスは何かしら電源を必要とします。デバイスが直接電力を供給されていたり、バッテリーによって駆動したりしている場合は長期的な盗撮が可能です。よって、部屋にある電源タップとコードを1度すべて点検することをおすすめします。定期的に点検を行えば、異変にもすぐに気づくことができるでしょう。また、電源タップだけでなく、室内で仕掛けられやすい危険な場所を確認することも大切です。

4-3.建物の備えつけ設備にも注意して

建物の備えつけ設備にも十分に注意することが大切です。たとえば、ホテルや旅館に行く際、「ほかの部屋とは設備の配置が違う」「何かおかしい」と気づいたら、その設備に盗撮器が仕掛けられているかもしれません。基本的に、1つの建物内で部屋の間取りはほぼ一致するものなので、家具など模様替えをしたとしても、基本設備の位置はほかの部屋と変わらないでしょう。異変を察知したら、すぐにそこのスタッフや従業員に相談することをおすすめします。

4-4.意識を高め、部屋を4分割する

盗撮を防ぐために、自分の意識を高めることも大切です。盗撮被害にあった人の多くは「自分なら大丈夫」「盗撮されるわけがない」といった気持ちを抱いています。実際、いつどこで誰が自分を見ているのか・盗撮しているのか誰も分かりません。絶対に盗撮していないとはいえないため、常に盗撮されているかもしれないという疑いを持つことが大切です。意識することで気づけないところにも気づくことができるでしょう。
そして、部屋の調査を行う場合、まずは部屋の中心に立ち、そこから部屋を4分割しましょう。具体的にいうと、四方の壁に直線を引いて部屋を4分割します。最初に部屋を4つのスペースに分割することで、それぞれの空間を順に点検し、見落としなくチェックすることが可能です。

5.盗撮器に関してよくある質問

盗撮器に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.盗撮器を発見する道具の種類は?
A.電波式盗撮発見器と光学式盗撮発見器があります。電波式は小型のものが多く、盗撮器の中でも利用頻度の高いものに対して有効です。基本的に、電波をとらえて盗撮器を見つけ出すことができます。一方、光学式はLEDライトを使って盗撮器のレンズを照らし出して見つける方法です。電波を発信していない盗撮器でも見つけられるというメリットがあります。

Q.盗撮器を発見したときの対処法は?
A.すぐに壊したくなると思いますが、絶対に自分で触らないようにしてください。盗撮器を壊してしまうと、中のデータが何だったのか確認できなくなってしまいます。場合によっては、盗撮の被害者であるはずなのに器物を損壊したと疑われる可能性もあるので要注意です。盗撮器を発見したらその場から離れ、警察へ届け出てください。犯人が証拠を消すためにやってくるかもしれないので、できるだけ冷静を保って普段どおりに振る舞うのが大切です。

Q.遠隔操作アプリの対処法は?
A.盗撮器の中には、遠隔操作アプリが利用できるものがあります。遠隔操作アプリで厄介なのは、ホーム画面にアイコンが表示されない点です。一般的にスマホを利用していても、自分がアプリを通して盗撮されているとは気づきません。遠隔操作アプリが使われているかもしれない、と思ったら、1度設定画面を開き、インストールした覚えのないアプリを探しましょう。そして、早急に削除してください。

Q.盗撮で逮捕された場合の罰則は?
A.東京都の場合、カメラ等の機具を差し向けて設置した行為は、懲役6か月以下または罰金50万円以下の罰則が科せられることになります。常習者の場合は懲役1年以下、罰金100万円以下になるでしょう。この場合、撮影をしなくても差し向けただけで犯罪が成立してしまいます。それだけ、盗撮の罪はとても重いのです。場合によっては、痴漢よりも罪が重くなる可能性があります。

Q.探偵事務所選びのポイントは?
A.どんな機材を所有しているのか・親身になって話を聞いてくれるか・無料見積もりや無料相談を行っているかなど、さまざまな項目をチェックしてください。特に、どんな機材を所有しているのかは要チェックです。業者が行う盗撮器の探し方は、主に専門の発見器を使用することになります。発見器が高性能であれば、盗撮器を発見できる確率が上がるというわけです。愛知県を中心に探偵業を行っている愛知探偵事務所では無料相談を受けつけているので、悩んでいる方は1度ご相談ください。話をするだけでも自然と気持ちが楽になるはずですよ。

まとめ

近年、巧妙な手口の盗撮器が発見されており、さまざまな被害事例が相次いでいます。高性能の盗撮器はなかなか自分で見つけることができませんが、簡単な盗撮器ならペンライトや盗撮器発見スコープなどを使って見つけることができるでしょう。自分で見つからず不安な生活を送っている方は、盗撮器や盗聴器を見つけてくれるプロの探偵業者に依頼することをおすすめします。プロに依頼すれば、盗撮器があるかすぐに分かるでしょう。そして、どのように対策すべきかも教えてもらえます。



確実な調査を県内トップクラスの低価格で!