家出調査の方法を3つ紹介! 探偵に依頼した場合の費用相場は?


「探偵に家出調査を依頼すべきか迷っている」「費用はどのくらいかかるのか?」とお悩みではありませんか? 家出の原因にはさまざまなものが考えられます。行方不明の状態が長く続き、事故や事件につながったケースもあるため、早めに対処しなければなりません。早期解決のために、探偵に調査を依頼することも検討してみましょう。

この記事では、家出の原因や家出調査の方法・探偵に依頼する際の費用などについて詳しくご紹介します。

  1. 家出の原因として考えられることは?
  2. 家出人を早く発見するためのポイント3つ
  3. 家出調査を行う方法
  4. 探偵に依頼する場合
  5. 家出調査に関するよくある質問

この記事を読むことで、警察への調査依頼が必要なケースや、探偵に調査を依頼する際の流れなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.家出の原因として考えられることは?

まずは、家出の主な原因についてまとめてみました。

1-1.仕事や金銭の問題

金銭問題や仕事の悩みが家出の原因になることは多くなっています。特に多いのが、一家の稼ぎ頭がこのような悩みを抱えてしまうことです。「仕事を辞めたいが家族がいるので辞められない」「家族を養わなければならないのに借金を背負ってしまった」というような理由で家出する人も少なくありません。

1-2.人間関係の悩み

家族関係や友人関係・職場での人間関係などが原因で家出するケースもあります。嫁姑(しゅうとめ)問題や夫婦問題など、家族の中でも人間関係に悩むことはたくさんあるでしょう。また、学校でのいじめ問題も家出の原因になることがあります。反抗期が重なり、両親に相談できず、家出という形で逃げ出してしまうのです。

1-3.虐待や暴力からの逃避

親からの虐待や配偶者からの暴力も、家出の原因になるでしょう。肉体的な暴力はもちろんのこと、言葉の暴力や精神的圧力に耐えられなくなったケースも少なくありません。

1-4.異性問題

「不倫相手と駆け落ちした」「親から交際を反対された」など、異性問題が家出の原因になることもあるでしょう。出会い系サイトで知り合った異性と逃げるように失踪したケースも数多く報告されています。この場合、事件性が低いと判断され、警察が動くことはほとんどありません。

2.家出人を早く発見するためのポイント3つ

家出人を捜すうえで知っておくべきポイントをご紹介しましょう。

2-1.家出の原因を突き止める

家出の原因を明確にすることで、事件性の有無を確認できます。家出人が行方不明になる前、トラブルはなかったか・悩んでいる様子はなかったかを考えてみてください。原因に見当がつかない場合は、家出人の親しい友人などに聞いてみるのもよいでしょう。

2-2.行きそうな場所の見当をつける

家出人が行きそうな場所がないか考えてみましょう。困ったときに頼れる相手がいるようであれば、確認してみることをおすすめします。また、パソコンやタブレットにメールの記録が残っていないか・行き先を検索した履歴がないかなどもチェックしてみてください。

2-3.家出人の情報をまとめておく

警察に届けを出したり探偵に依頼したりするときのために、家出人の情報をある程度まとめておきましょう。氏名や年齢・勤め先や学校名・携帯電話やメールアドレス・身体的特徴をまとめたものと一緒に写真を用意しておくのがおすすめです。また、家出に気づいた日時や最後に交わした会話・行きつけの店などもメモしておくとよいでしょう。

3.家出調査を行う方法

家出調査を行う方法には、主に以下のようなものがあります。

3-1.自分で行う

家出人を捜すとき、まずは自力で調査しようとする人が多いでしょう。本当に家出なのか見極めるために、本人の所持品でなくなっているものがないかチェックします。大量の洋服や通帳などがなくなっている場合、長期的に家出するつもりだということが想像できるはずです。具体的な調査方法としては、家出人の携帯電話に連絡をし続けるだけでなく、周囲に家出のことを知っている人がいないか探してみるとよいでしょう。また、家出人のSNSに家出のヒントが残されていないかチェックしてみてください。

3-2.警察が行う

自分で探しても見つからない場合や、事件性が疑われる場合などは、警察に調査を依頼すべきです。家族や関係者から事情聴取し、事件性があると判断された場合は情報収集や捜索を行ってくれます。緊急性が高いケースでは、マスコミを使って呼びかけを行うなどの公開捜査や、警察犬を導入した捜査が行われる場合もあるでしょう。

3-3.探偵が行う

事件性がないと判断された場合など、警察が動いてくれないケースでは、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。周囲への聞き込みや張り込みなどを行い、家出人の居場所を突き止めてくれます。料金体系は業者によって異なるため、まずは無料相談を利用して確認してみるとよいでしょう。

4.探偵に依頼する場合

家出調査を探偵に依頼する場合の費用相場や流れなどをご紹介しましょう。

4-1.費用は調査の難易度によって異なる

探偵に家出調査を依頼した場合の費用は50万円前後が相場といわれています。ただし、調査にかかる費用や内容によって大きく異なるため、事前にしっかり確認しておく必要があるでしょう。探偵社の料金プランには「時間料金制」「パック料金制」「成功報酬制」などいくつか種類があります。どのプランを選ぶのが最もお得か、きちんと提案してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

4-2.まずは無料相談・無料見積もりを

探偵に調査を依頼する際は、まず無料相談や無料見積もりを依頼しましょう。ホームページに申し込みフォームを用意している業者が多いので確認してみてください。調査内容や料金に納得できたら事前調査を行い、実際の調査開始という流れが一般的です。調査後、報告書を作成して提出となります。

4-3.信頼できる業者選びが大切

安心して依頼できる探偵業者を選ぶために、以下のポイントを参考にするとよいでしょう。

  • 豊富な実績がある
  • 料金体系が分かりやすい
  • 無料見積もりを受け付けている
  • 見積書の内容に不明確な点がない
  • 探偵業の届け出をしている

5.家出調査に関するよくある質問

「家出調査について知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.家出調査は早めに依頼したほうがよいのでしょうか?
A.はい。家出から1週間たつと発見率が10%以下になるといわれています。できるだけ早く調査を依頼するのがおすすめです。

Q.未成年の家出人が行く場所として多いのはどのようなところでしょうか?
A.漫画喫茶やゲームセンター・友達の家・SNSで知り合った人の家などが多くなっています。

Q.家族でなくても行方不明者届を提出できるのでしょうか?
A.はい。同居人や恋人・親しい関係にある者など、家族以外でも提出できます。

Q.探偵に家出調査を依頼したいのですが、できるだけ費用を抑えるコツを教えてください。
A.家出したときの服装や使用している車両のことなど、できる限りの情報を伝えることです。調査にかかる手間と時間を省くことにつながり、費用を抑えられる可能性があります。

Q.悪質な探偵社に多い特徴を教えてください。
A.強引に契約を迫る・予算の足りない依頼者に借金をすすめるなどの業者は利用しないことをおすすめします。

まとめ

家出の原因として考えられるものや早く発見するポイント・家出調査の方法などを詳しくご紹介しました。家出の原因や事件性の有無にもよりますが、警察や探偵に調査を依頼すべきケースもあります。ぜひこの記事を参考に、早めに適切な対処をしてください。