不倫の証拠にはどんなものがあるのか? 証拠を集めるポイントを紹介
不倫の証拠は裁判に進んだり、慰謝料請求をしたり際に有利となります。「不倫の証拠をつかみたいけれど、どのような手段で集めればいいのか分からない」など、不倫の証拠で悩んでいる方は多いでしょう。下手をすれば、証拠を集めている際に不倫相手やパートナーにバレてしまう恐れもあります。そこで、本記事では、不倫の証拠として認められるものや証拠集めのポイントなどについて解説しましょう。
- 不倫の証拠にはどんなものがあるのか?
- 不倫の証拠として認められないのは?
- 不倫の証拠を集めるには?
- 探偵業者に依頼する際の注意点
- 不倫の証拠に関してよくある質問
この記事を読むことで、不倫の証拠を集める際の注意点などが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.不倫の証拠にはどんなものがあるのか?
まずは、不倫の証拠にはどんなものがあるのか、チェックしておきましょう。
1-1.代表的なのは写真・動画
不倫の証拠として代表的なものは、写真または動画です。よく、芸能人の不倫がスクープされる際も、不倫相手とラブホテルに入っていく写真がピックアップされますよね。不倫相手とただ一緒にいる写真や動画ではなく、ラブホテルに入っていく瞬間を捉えたものは確かな不倫の証拠です。基本的に、第三者から見ても「不倫している」と分かるような写真・動画であれば、不倫の証拠として認められることになります。
1-2.不倫関係であることが分かるメール・LINEのやり取り
不倫相手とやり取りをしたであろうメールやLINEなども、不倫の証拠と認められます。ここで重要なのは、誰が見ても不倫関係であると分かるような内容かどうかです。たとえば、配偶者よりも愛している・また旅行しようなどと親密な内容が記載されていれば、交際していることがハッキリするでしょう。さらに、手帳やスケジュール帳などに、その日の密会内容がメモされている場合はさらに不倫の証拠がそろいます。
1-3.そのほかにも不倫の証拠になるものはさまざま!
そのほかにも、不倫の証拠とみなされるものは以下のとおりです。
- 不倫の事実が明らかになる手紙やメモ
- 不倫の疑いがあるパートナーとの録音テープ
- クレジットカード明細書やETCの記録
- 宿泊したホテルや高級レストランなどの領収書
- 不倫デートの現場を目撃したなどの第三者の証言
2.不倫の証拠として認められないのは?
ここでは、不倫の証拠として認められないものをいくつか紹介します。
2-1.改ざんが疑われるもの
不倫の証拠になるものがたくさんあるように、逆に、不倫の証拠としては認められないものもあるのでしっかりとその違いを把握しておかなければなりません。不倫の証拠にならないものとしては、改ざんが疑われるものがあります。不倫相手と思える人物との2ショットや、やり取りのスクリーンショットなどは簡単に改ざんできるものです。それなりの知識や経験者であれば、改ざんしたものとは思わないほどクオリティの高い2ショットを作ることができます。ですが、明らかに改ざんとみなされるものは不倫の証拠として認められません。
2-2.違法な手段で集めたもの
違法な手段を使って不倫の証拠を集めたものも改ざんしたものと同じ論外の証拠です。たとえば、不倫相手が普段使っている車に監視カメラを搭載したり、バッグやスーツなどに盗聴器をつけたりするなどがあります。違法と認められる手段で集めた不倫の証拠は、裁判でも活用できないので注意しなければなりません。法律違反になるため、逆に自分が犯罪者になってしまう恐れもあります。不倫の証拠が欲しいからといって、違法な手段を使わないよう気をつけてください。
2-3.異性と出かけているという事実のみ
不倫の現場を直接自分の目で見たからといって、その事実だけでは不倫の証拠になりません。いくら不倫現場を見たと訴えても、確かな証拠がなければ相手は「そんなことはない」と否定するからです。ラブホテルに入っていった瞬間を自分の目で押さえるだけでなく、きちんと形として残すことが大きなポイントとなります。ただ、肉体関係が確認できる証拠しかないという方でも、複数の証拠を組み合わせることで認められる可能性もあるでしょう。
3.不倫の証拠を集めるには?
それでは、不倫の証拠を集める方法とポイントを解説しましょう。
3-1.自分でパートナーを尾行・追跡する
比較的自由な時間がある方は、パートナーを自分で尾行・追跡して証拠をつかむ方法があります。たとえば、パートナーが休日出勤する場合、仕事という言い訳を作って不倫相手と会っている可能性があるでしょう。そのタイミングを狙って、自分でパートナーを尾行・追跡します。ただし、自分でパートナーを尾行・追跡する場合は、相手にバレてしまう危険があるので注意しなければなりません。また、不倫現場と思える場所に遭遇したとしても、決定的な証拠を押さえられるかどうかは別となります。あくまで素人が尾行・追跡をするからこそ、それなりのリスクも高くなってしまうことを心しておきましょう。
3-2.パートナーのスマホや財布をチェックする
パートナーを尾行・追跡することも方法の1つですが、簡単にできる証拠の集め方としては、スマホや財布をチェックする方法があります。ただ、ここで押さえておきたいのは、スマホや財布を触るタイミングです。パートナーがお風呂に入っているときなどを狙ってチェックしたほうがいいでしょう。また、不倫をしているときはスマホを肌身離さず持ち歩く傾向があります。なかなかチェックできずにいるかもしれませんが、寝ている隙を狙い、不倫相手と思える人とやり取りをしていないか確認してください。財布などからはホテルの領収書が出てくる可能性もあります。
3-3.信頼できる友人や知人に相談する
不倫の証拠を集める方法として、信頼できる友人や知人に相談するのも選択肢の1つです。特に、パートナーと共通の友人や知人であれば、自分では入手できない情報が得られる可能性もあります。1人で悩まずに相談することで気持ちが楽になりますが、大切なのは信用できる人に話をすることです。相手が口が軽い場合、パートナーに耳打ちしてしまう可能性があります。パートナーに不倫を疑っていることがバレてしまうと、相手が警戒心を持ってしまうため、証拠が集まりにくくなってしまうでしょう。
3-4.探偵業者に不倫調査を依頼する
確実に不倫の証拠をつかみたい方は、自分で調べるのではなく、探偵業者に不倫調査を依頼するのがおすすめです。探偵業者に依頼すると調査費用はかかってしまいますが、プロの探偵が調査してくれるのでスピーディーに証拠をつかむことができるでしょう。本当に不倫しているかどうか、定かでない場合でも確実にその答えが分かります。自分で調査するよりも、決定的な証拠をつかむことができる方法といえるでしょう。
4.探偵業者に依頼する際の注意点
ここでは、探偵業者に依頼する際の注意点をいくつか紹介します。
4-1.どのような方法で調査を行っているか
探偵業者を依頼する場合、どのような方法で調査を行っているかチェックしておかなければなりません。探偵業者の中には悪徳業者が存在しており、いい加減な調査を行うケースがあります。探偵業者にすべてを任せるのではなく、どのような方法で調査を行うのか具体的な内容をしっかりと説明してくれるか確認してください。多くの探偵業者では、調査対象者の尾行と追跡を基本としています。不倫現場に立ち会った際には、特殊な機械を使って写真や動画として証拠をつかむことが可能です。
4-2.調査料金が明確になっているか
探偵業者に依頼する際、調査費用がいくらぐらいかかるのか気になっている方が多いでしょう。調査料金が不明確になっている業者は悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。調査料金はもちろんのこと、追加費用が発生するケースなども事前にチェックしておきましょう。あくまで目安となりますが、不倫調査の費用は以下のとおりです。
- 15時間パック:約294,000円~
- 25時間パック:約490,000円~
- 時間別料金 1時間~:10,000円~
4-3.親身になって話を聞いてくれるか
スタッフが親身になって話を聞いてくれるかどうかも注意しておきたいポイントです。探偵業者の中には、適当に返事をしたり、すぐに契約を迫ったりする傾向があります。逆に、きちんと話を聞いてくれたり、どのようにすべきかアドバイスをくれたりする探偵業者なら安心して依頼できるでしょう。不倫調査は自分の人生に関わることでもあるため、自分が信用できる探偵業者かどうかが大切です。
4-4.アフターサービスが充実しているか
探偵業者に依頼する際は、アフターサービスが充実しているかどうかも要チェックポイントです。たとえば、名古屋市を中心に探偵業を行っている愛知探偵事務所では、調査が終了したらそこで終わりではありません。慰謝料請求や裁判を希望の方のために、弁護士と司法書士などの専門家を無料で紹介しています。依頼者が心から納得できるように、悩みから解放されるまでのサポートが充実しているのです。無料相談を受け付けているので、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
5.不倫の証拠に関してよくある質問
不倫の証拠に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.不倫の証拠を集める必要性は?
A.何よりも1番の必要性は、自分からの離婚請求が認められやすい点です。離婚は誰でも簡単にできるというわけではありません。相手が離婚に反対だったり、条件に折り合いがつかなかったりする場合は、裁判になることもあります。その際に、相手の行為が原因で夫婦関係が破綻したことが分かると、離婚の請求が通りやすくなるでしょう。ほかにも、証拠を集めることで相手からの離婚が認められにくい・慰謝料請求の際に有利に進められるというメリットがあります。
Q.自分で証拠を集める際のポイントは?
A.1つだけでなく、複数の証拠を集めることが大切です。写真やメールのやり取りだけというよりも、複数の種類を用意したほうが証拠能力が高いとされています。また、継続的に集めることも大事なポイントです。不倫は継続的な関係があることを証明しなければならないため、一定期間のやり取りや何度も行っているホテルのレシートなどが決定的な証拠となります。相手に疑われないように観察し、異変を感じたときは忘れないようにメモしておくといいでしょう。
Q.SNSの履歴も証拠になるのか?
A.FacebookといったSNSに投稿されたツーショット写真・ブログにアップされた不倫相手との写真なども、不倫の証拠になるケースがあります。最近はSNSを使っている人が多いため、ツールを使って不倫相手とやり取りしている可能性もあるでしょう。ただし、SNSの場合は、本人のアカウントであることを明らかにしなければなりません。また、ツーショットの写真が投稿されている場合は、撮影された日時や場所をチェックしておきましょう。
Q.探偵の報告書も不倫の証拠になるのか?
A.探偵の報告書も立派な不倫の証拠になります。探偵業者に依頼し調査を終えると、最後に報告書として調査内容を報告することになるのです。その際に、探偵業者側で作成される報告書は、裁判でもそのまま使うことができます。だからこそ、実績のある探偵業者に依頼するのが大切なポイントになるのです。
Q.探偵業者と興信所の違いは?
A.大きな違いはありませんが、興信所は会社や企業など法人を相手に調査を請け負っているところがほとんどです。今は個人も相手に調査を受け付けているところもありますが、不倫調査の実績があるのは探偵業者のほうが最適といえるでしょう。複数の業者を比較しつつも、信用できる業者を選んでください。
まとめ
不倫の証拠としては、誰が見ても不倫関係であることが分かるような内容が好ましいとされています。たとえば、ラブホテルに入っていく2人の姿を押さえた写真・動画などです。SNSやメールでのやり取りも不倫の証拠になりますが、1つだけでなく複数を準備したほうが有利な状況になるでしょう。確かな不倫の証拠をつかみたい方は、自分で証拠をつかむよりも探偵業者に依頼したほうがスムーズです。なるべく実績のある探偵業者に依頼し、決定的な証拠をつかみましょう。