婚約中に浮気されたらどうすればいい? 慰謝料請求の流れなどを解説
「婚約中に浮気されたらどうすればいいのか」「慰謝料請求をする場合、何を準備すればいいのか」など、婚約中に浮気されたときの対応は悩むものです。パートナーの浮気が発覚するとショックで感情的になってしまいがちですが、冷静に対処する必要があります。
本記事では、婚約中に浮気されたときの対処法や慰謝料請求の流れなどを解説していきましょう。
- 婚約中に浮気されたときの対応は?
- 婚約中に浮気をする心理とは?
- 婚約中の浮気で慰謝料を請求できるケース
- 慰謝料請求に必要なものは?
- 婚約中の浮気に対する慰謝料請求の流れ
- 婚約中の浮気に関してよくある質問
この記事を読むことで、婚約中に浮気をする心理や慰謝料請求に必要なものなども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.婚約中に浮気されたときの対応は?
まずは、婚約中に浮気されたときの対応をチェックしておきましょう。
1-1.浮気の証拠をつかむ
婚約中にパートナーの浮気が発覚した場合、浮気の証拠をつかむ必要があります。浮気の証拠がない状態で「どうして浮気をしたの?」とパートナーを問いただそうとしても、「浮気はしていない」「証拠はあるのか?」と反論してくる可能性があるからです。だからこそ、問いただす前に浮気の証拠を用意しておかなければなりません。誰が見ても浮気していることが分かる証拠なら、パートナーも素直に認めるでしょう。
1-2.今後のことについて考える
婚約中に浮気をされると、そのショックから感情的になってしまうこともあるでしょう。けれども、感情的になって相手を責めたり、しつこく問いただしたりするのはNGです。気持ちを落ち着かせてから、今後のことについて考える必要があります。パートナーとの話し合いや浮気をした理由などによりますが、相手の浮気を許せるかが大きなポイントです。どのような理由でも浮気が許せない場合は、婚約破棄になるでしょう。婚約中の浮気は、婚約破棄の理由になります。
2.婚約中に浮気をする心理とは?
ここでは、婚約中に浮気をする心理を解説します。
2-1.結婚前に遊びたかった
「結婚前に遊びたかった」という理由で、婚約中に浮気をしてしまうケースがあります。結婚すると気楽な気持ちで遊べなくなってしまうからと、異性と一晩だけの関係を持ちたくなってしまうのです。特に、男性は子孫を残すという本能的な部分から、不特定多数の女性と関係を持つ傾向があります。
2-2.マリッジブルー
婚約した当初は幸せな気持ちになっていたとしても、「本当に今のパートナーと結婚をしてもいいのだろうか?」と不安な気持ちが湧き出てくることがあります。これが、マリッジブルーです。マリッジブルーによる不安から、ほかの異性と浮気関係になってしまうこともあります。一般的に、マリッジブルーは女性のほうがなりやすく、精神的に追い詰められているときにやさしくしてくれる男性と関係を持ってしまう可能性もあるのです。
2-3.より魅力的な異性と出会ってしまった
今のパートナーよりも魅力的な異性と出会ってしまい、浮気関係へと発展するケースもあります。ドラマや映画のように感じますが、「運命の人が現れた!」と心変わりしてしまうこともあるのです。特に、パートナーとの関係がマンネリ化していたり、ドキドキしなくなったりすると、ほかの異性に思いを寄せる可能性があります。
2-4.結婚という責任から逃れたい
結婚という責任から一時的でも逃れたいために、浮気をするケースもあります。特に、男性は結婚をすると家庭を守らなければなりません。夫婦になる日が近づくほど、その責任感から抜け出したい気持ちからパートナーとは違う女性のもとへ走ってしまうのです。男性には男性のプライドがあるため、パートナーの前では甘えたり弱音を吐いたりできません。このように、気軽に弱音が吐ける女性と浮気関係になるケースもあります。
3.婚約中の浮気で慰謝料を請求できるケース
ここでは、婚約中の浮気で慰謝料を請求できるケースについて解説します。
3-1.婚約が成立していたか
婚約中の浮気が発覚したとしても、すべてのケースで慰謝料が請求できるわけではありません。最初にチェックしておきたいポイントが、きちんと婚約が成立していたか否かです。一般的に、プロポーズなどで結婚の合意があるのなら、婚約が成立しているといえます。けれども、実家への挨拶を済ませただけというケースは、婚約が成立しているとはいえないので相手から「結婚する予定はなかった」と反論される可能性があるでしょう。
3-2.肉体関係の証拠があるか
慰謝料請求をするためには、浮気の証拠をつかんでおかなければなりません。前述したように、浮気相手と関係を持っていたことが分かる証拠が必要です。ただし、デートをしていたり、手をつないだりしているだけの写真では、浮気の証拠として認められない可能性があります。ここで大切なのは、浮気相手と肉体関係を持っていることが分かる証拠です。たとえば、ラブホテルに入っていく写真など、肉体関係があると分かる証拠を提示すれば慰謝料請求が認められます。
3-3.浮気相手が婚約の事実を知っていたか
パートナーの浮気相手にも慰謝料を請求する場合は、婚約の事実を知っていたかどうかがポイントになります。婚約相手から婚約していることを告げられずに、知らないまま浮気関係を続けていた場合は、浮気相手に慰謝料請求はできません。逆に、婚約していることを知りながらも関係を続けていた場合は、浮気相手にも慰謝料請求ができます。
3-4.慰謝料の相場は約50万~200万円
婚約中の浮気に対する慰謝料は、約50万~200万円が相場です。ケースバイケースで金額は変わりますが、悪質な浮気ほど高額になります。たとえば、婚約期間が長かったり、浮気相手が妊娠したり、すでに式場の手配や招待状を送付していたりする場合、より高額な慰謝料が請求できるでしょう。そのほか、著しく名誉を傷つけられた場合も慰謝料が高額になります。
4.慰謝料請求に必要なものは?
ここでは、慰謝料請求に必要なものを解説します。
4-1.浮気していることが分かる証拠
前述したように、パートナーへ慰謝料請求をするためには、誰が見ても浮気していることが分かる証拠を用意しておかなければなりません。なお、浮気を証明するための証拠としては、以下のようなものがあります。
- 浮気相手とラブホテルに入っていく写真・動画
- 浮気相手の自宅に出入りしている写真・動画
- 浮気相手と体の関係を持っていることが分かるやり取り
- LNEやメールなどの通信記録
- ホテルで過ごしたことが分かるレシートやクレジットカードの明細
証拠は1つだけでなく、複数あったほうが有利な立場になります。パートナーの言動で気になるところがあれば、注意深く観察してみるといいでしょう。
4-2.婚約していることが証明できるもの
婚約中の浮気で慰謝料請求をする際は、婚約していることが証明できるものも準備しておく必要があります。婚約していることが証明できるものとしては、下記を参考にしてください。
- 婚約指輪
- 結納を済ませたことが分かる書類
- 結婚式・新婚旅行の予約票
- 実際に式場を下見したときの写真
上記のほか、親族や友人の証言も婚約を証明できるものとなります。具体的に、どのようなものがあれば婚約を証明できるのか知りたい方は、専門的な知識を持っている弁護士に相談するといいでしょう。
5.婚約中の浮気に対する慰謝料請求の流れ
ここでは、婚約中の浮気に対する慰謝料請求の流れを解説します。
5-1.パートナーと話し合う
まずは、当事者同士の話し合いをすることになります。なぜ浮気をしたのか、これからどうするのかなど、しっかりと話し合うことが大切です。浮気を許して婚約を継続する場合は、誓約書を作成したほうがいいでしょう。「浮気相手と会わないこと」「次に浮気をしたら別れる」など、意思表示をハッキリとさせることで浮気防止になります。婚約破棄を選択した際は、慰謝料の金額などを相談しなければなりません。話し合いで解決する際も、きちんと書面で合意したことを残しておきましょう。合意が取れたら問題ないですが、パートナーが拒む可能性もあります。
5-2.家庭裁判所に訴訟を提起する
話し合いでうまく解決できなかった場合、家庭裁判所に訴訟を提起する方法があります。解決するまで時間がかかったり、精神的な負担を感じたりするデメリットはありますが、確かな浮気の証拠を提示すれば、慰謝料請求が認められるでしょう。ただし、浮気の証拠がそろっていなかったり、婚約破棄の理由が確かなものでなかったりする場合は、慰謝料請求が認められないケースがあります。
5-3.探偵事務所に依頼する
素人が浮気の証拠を集めるのは、なかなか大変なことです。思うように浮気の証拠が集められない・パートナーが浮気をしているかハッキリと確かめたい方は、浮気調査を行っている探偵事務所に依頼しましょう。探偵事務所による浮気調査では、調査対象者の尾行・張り込みが基本です。いつどこで誰と会っているか、浮気相手はどのような人物なのかも分かります。浮気の証拠が押さえられるのはもちろんのこと、素人では調べられないことを代わりに調査してくれるので、よりスピーディーに解決できるでしょう。
5-4.浮気調査なら愛知探偵事務所へ
どの探偵事務所に依頼すればいいのか分からないと悩んでいる方は、ぜひ愛知探偵事務所にご依頼ください。愛知探偵事務所は名古屋市を中心に探偵業を行っており、地元でトップクラスの調査実績があります。弁護士と連携しているため、調査後もサポートが可能です。無料相談や無料見積もりも24時間対応で受け付けておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。
6.婚約中の浮気に関してよくある質問
婚約中の浮気に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.浮気しているか確かめるときのポイントは?
A.パートナーの言動や態度に異変がないか、チェックしてみてください。スマホを肌身離さず持つようになった・仕事や出張で会える日が少なくなったなど、浮気をしている人は何らかの兆候があります。特に、ドタキャンが増えたり、会話などのコミュニケーションが減ったりしている場合は、浮気相手と逢瀬を重ねている可能性が高いでしょう。いつもと違うところがないか、パートナーの様子を観察してみてください。
Q.婚約中の浮気を防ぐポイントは?
A.婚約後も、パートナーの気持ちを理解してあげることが大切です。婚約したから安心と思うのではなく、コミュニケーションを大事にしたり、パートナーの気持ちに寄り添ったりしていきましょう。パートナーが結婚に対して不安な気持ちを抱いているのであれば、話を聞いてあげることも大切です。婚約しても態度を変えずに、2人で過ごす時間を大事にしてください。
Q.慰謝料が請求できないケースは?
A.実際に、婚約が認められないと判断されたケースがありました。婚約の客観的な証拠が同居しているマンションの申込書だけという事情で、婚約が認められず、慰謝料請求が却下されたのです。このように、マンションの申込書だけでは婚約の証拠として弱く、認められない可能性があります。婚約指輪を購入していたり、結婚式場の下見をしたりするなど、具体的で客観的な証拠があったほうが安心です。
Q.浮気調査を依頼する際にかかる費用は?
A.参考として、愛知探偵事務所の調査費用を以下にまとめました。
時間別料金
- 1時間:20,000円(調査員2名、1日最低5時間~)
パックプラン
- 15時間パック:294,000円
- 25時間パック:490,000円
Q.話し合いで注意すべきことは?
A.感情的にならないことです。パートナーを責めたり、自分の気持ちばかり言ったりしてしまうと、話し合いがスムーズに進みません。どうしても感情的になる場合は、一度気持ちを落ち着かせてから再び話し合いの場を設けてください。また、話し合いで決めた内容に関しては、必ず書面で残しておくことが大切です。
まとめ
婚約中にパートナーの浮気が発覚した際、まずは浮気の証拠をつかむ必要があります。浮気相手とラブホテルに出入りしている写真など、第三者が見ても浮気していることが分かる証拠は、裁判でも有利な立場になるでしょう。自分で浮気の証拠が押さえられないときは、浮気調査を行っている探偵事務所に依頼してください。名古屋市を中心に探偵業を行っている愛知探偵事務所では、無料相談を受け付けています。パートナーの浮気でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。