離婚調停で使える有利な証拠をケースごとに紹介! 証拠の集め方も!
「離婚調停で使える有利な証拠にはどのようなものがあるのか?」「離婚調停で有利になれるための証拠を集めたい」とお考えではありませんか?
夫婦の話し合いで離婚するのが難しい場合は、離婚調停に進みます。当事者たちもこの段階で問題を解決したいところでしょう。そのためにも、離婚調停で有利になれる証拠を集めておくのがおすすめです。
この記事では、離婚調停で証拠が必要になるケースや、有利な証拠を集める方法について詳しくご紹介しましょう。
- 離婚調停に証拠は必要なのか?
- 離婚調停で証拠が必要になるケース
- 離婚調停で有利になる証拠にはどのようなものがあるのか?
- 離婚調停で有利になる証拠を集める方法
- 離婚調停に必要な証拠に関するよくある質問
この記事を読むことで、自分で証拠を集める方法や、探偵に調査を依頼するメリットなどがわかるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.離婚調停に証拠は必要なのか?
まずは、離婚調停に証拠を提出する必要性について解説しましょう。
1-1.必ず証拠が必要なわけではない
離婚調停とは、夫婦が直接話し合いをしても合意が得られないとき、調停委員が間に入って話し合いをすることをいいます。夫婦が話し合うことを目的としているため、必ず証拠が必要というわけではありません。証拠がなくても離婚調停を進めることは可能です。
1-2.自分の希望どおりに進めたいなら証拠の提出を
しかし、離婚調停を自分の有利になるように進めたいのであれば、証拠を提出したほうがよいでしょう。双方の言い分を聞き、問題解決のための提案をするのが調停委員の役目です。つまり、調停委員を自分の味方につけることで配偶者を説得してもらえる可能性が高くなります。調停委員を味方につけるために、証拠が効果的な役割を果たす場合が多いのです。
2.離婚調停で証拠が必要になるケース
離婚調停で証拠が必要になるのは、次のようなケースです。
2-1.相手が事実を認めようとしないとき
夫婦間の話し合いがまとまらないのは、お互いの主張が異なることが原因です。たとえば、妻は「夫が不倫しているので離婚したい」と主張し、夫は「不倫は妻の勘違いなので離婚しない」と主張した場合、話し合いは進みません。しかし、ここで夫が不倫しているという証拠が出てくれば、妻の主張が正しいことが認められるのです。
2-2.慰謝料を請求したいとき
配偶者の不倫や暴力などが原因で離婚を希望するときは、慰謝料を請求するケースがほとんどです。相手が慰謝料請求に応じない場合は、証拠を提出する必要があります。離婚調停では慰謝料の金額についても話し合いがおこなわれるため、できるだけ高額な慰謝料を受け取るためにも確実な証拠を集めておきましょう。
2-3.親権を獲得したいとき
子どもがいる夫婦にとって、離婚後の親権については特に慎重な話し合いが必要になります。実は、親権の獲得に離婚原因は関係ありません。たとえ妻の不倫で離婚することになったとしても、妻に子どもを養育できる条件が整っていれば妻が親権を獲得することもあります。ただし、妻が不倫していたという証拠によっては、不倫が原因で子どもの養育がおろそかになっていたということを証明できるケースもあるのです。そうなれば、夫が親権を獲得できる可能性が高くなります。
3.離婚調停で有利になる証拠にはどのようなものがあるのか?
離婚調停で有利になる証拠をケースごとにご紹介します。
3-1.不倫の証拠
配偶者の不倫が原因で離婚する場合は、配偶者と不倫相手との間に肉体関係があったことがわかる証拠が必要です。もし、性交時の様子を撮影した動画や写真があるなら確実な証拠になります。しかし、そのような証拠を手に入れるのは簡単ではありません。そこで、配偶者と不倫相手が2人でラブホテルに出入りする写真や動画を集めるのがおすすめです。そのほか、当人たちが不倫を認めた音声やLINEのやり取りなど、単体では証拠能力が低いものでも、複数の証拠を合わせれば離婚調停で有利になる可能性があります。
3-2.暴力の証拠
配偶者の暴力が原因で離婚する場合は、暴力を振るわれているときの様子を録画・録音したものを証拠として提出するのがおすすめです。そのほかにも、暴力が原因で負ったケガの写真や、暴力を受けたときのことを詳しく書いてある日記なども、複数を組み合わせることで証拠能力として認められる可能性があります。また、暴力を受けた後にすぐ病院を受診し、診断書を書いてもらっておきましょう。この診断書も証拠として有力です。
3-3.モラハラの証拠
配偶者からのモラハラも暴力同様、モラハラを受けているときの様子を録画・録音したものが有力な証拠となります。また、モラハラが原因で精神的なダメージを受けていることを証明できるよう、心療内科を受診して診断書を作成してもらいましょう。
4.離婚調停で有利になる証拠を集める方法
離婚調停で有利になるための証拠は、次のような方法で集められます。
4-1.自分で集める
配偶者のスマホや財布をチェックしたり、カメラやレコーダーを仕掛けたりして自分で証拠を集める方法があります。ただし、証拠を集めていることを配偶者に気づかれると大変なことになるので注意が必要です。証拠を隠されてしまう恐れがあることはもちろん、逆上して暴力やモラハラがひどくなる可能性もあります。
4-2.探偵事務所に依頼する
自分で証拠を集めるのが難しい場合は、探偵事務所に依頼することも検討しましょう。たとえば浮気調査を依頼した場合、尾行や張り込みなどの方法で確実な証拠をつかんでもらえる可能性があります。途中で相手に気づかれる心配も少なく、離婚調停でも有利になる証拠を短時間で集めることが可能です。
5.離婚調停に必要な証拠に関するよくある質問
「離婚調停に必要な証拠を集めたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.LINEでの日常会話のやり取りや2人で食事をしている写真は不倫の証拠になりますか?
A.肉体関係があったことが証明できないため、証拠能力は低いと考えたほうがよいでしょう。
Q.証拠は長期間にわたって集めたほうがよいですか?
A.はい。反復性や継続性を立証するためにも、長期間にわたって証拠集めをしたほうがよいでしょう。1回や2回の記録だけではいい逃れされてしまう可能性があります。
Q.離婚調停でも協議がまとまらない場合はどうすればよいですか?
A.離婚を求める当事者が離婚訴訟を起こすことになるでしょう。最終的には裁判所が離婚の可否や慰謝料の金額を決定します。
Q.探偵事務所に浮気調査を依頼するメリットを教えてください。
A.短時間で証拠を集められる・時間や労力をかけずに済む・浮気現場を見ずに済むことなどがメリットです。
Q.探偵事務所選びのポイントは何でしょうか?
A.豊富な実績があるか・料金体系は明確か・探偵業の届け出をしているかなどをチェックしてください。
まとめ
離婚調停で証拠が必要になるケースや、離婚調停で有利になる証拠を集める方法などを詳しくご紹介しました。探偵事務所に浮気調査などを依頼したいときは、地元でトップクラスの調査実績を誇る愛知探偵事務所へご依頼ください。他社よりも4~5割安い料金で調査を承っています。離婚調停に提出できる調査報告書も作成可能なので、まずはご相談ください。